タイキVSユウ、少年ジェネラル対決!!

 脚本:三条陸 演出:角銅博之 作画監督:直井正博
★あらすじ

 剣を振るい、頑強に抵抗を続けるユウ。
 彼の鋭い太刀さばきに対し、タイキは本気で刃を向けることができません。
 その間にウィスパードとセトモンが戻り、メタルグレイモンを攻撃しはじめます。敵は勢いを盛り返しつつありました。
 それでも諦めず、仲間を信じて奮闘を続ける連合軍。

 太刀合わせの中、タイキはユウの想いを知りました。
 類いまれな力を持ちながら、優しすぎるが故にそれを発揮することがなかったユウはダークナイトモンの囁きを受け、
 デジタルワールドが誰も傷つけることなく、思う存分に力を振るえる舞台だと思い込んでいたのです。

 これを聞き、タイキの闘志に火がつきました。ユウの剣を折り、拳をその体で受け止めて語ります。
 デジモンはただのデータではなく人と同じように泣いて笑って、友になれる存在であると。だから戻ってきたのだと。
 もしもここで死ねば、人間である自分たちは本当に死ぬことになるのだということを。

 動揺しながらも、ヘルズフィールドの力を吸収したツワーモンに乗ってなおも戦おうとするユウ。
 合流したシャウトモンらが立ち向かい、さらにキリハが駆けつけます。シャウトモンX7登場への役者が揃いました。
 圧倒され、ついにユウを連れて城を脱出するツワーモン。しかし重傷を受けたその体には、死が忍び寄っていたのです。

 そして、リリスモンと壮絶な一騎打ちを演じたベルゼブモンは…



★全体印象

 47話です。あと1回でセイバーズに並びますね。
 放映は去年の7月からですが、9月からやってるオーズやバトスピとの話数差が2しかないことから休止の多さがわかります。
 デスジェネラル篇に入ってからさえ休止が2度あったので、50話以上やろうとすればなって然るべきというところ。
 あのまま火曜夜に留まっていたら、こんなもんじゃ済まなかったかもしれません。

 脚本は前回、前々回に引き続いて三条氏。氏が3連続で書くのは久し振りのことです。
 最高記録は29〜32話の4話連続ですが、それを越えるのかどうか、このまま最後まで突っ走るのかどうか。
 作画・演出まわりは前回よりあっさりしてます。戦闘描写がイマイチなのは角銅演出なので仕方ありません。

 お話もかなり盛り上がった前回に比べ、やや緩やかな着地という印象。直滑降ではありません。
 ユウの動機は予想通りでしたし、今のところまだ単なる勘違いっぽいのでそのへんも少々「?」でした。
 なんという現実感のなさ。これで最年少だったからまだよかったものの、同年代だったらアウトでしたね。
 まあ合流はしませんでしたし、まだ向こうにいなきゃならない理由があるんでしょうけど。
 本人だけじゃなく、本筋の都合の上においても。

 ところで「少年ジェネラル」って少年誌の名前みたいですね。



★各キャラ&みどころ


・タイキ

 ユウを救えるのが彼だけ、というのは最初「?」でした。
 しかし彼自身ではなく、彼の廻りを見てから改めて考えることで、答えが見えてきたような気がします。

 今は連合軍としてタイキとともに王道を邁進してこそいますが、キリハは以前覇道を歩いていました。
 ネネに至ってはユウを救うためとはいえ、よりにもよってダークナイトモンに手を貸していた前科があります。
 仲間になるまでの過程で多くの罪も無いデジモンたちを見殺しにし、あるいはこの手で倒してきたはずです。
 そんな二人がユウを説得しようとしたとして、利発な彼を本当に納得させられたでしょうか?

 しかし、タイキは違います。
 彼だけは最初からずっと罪なき者たちや、いわれなき暴圧に苦しむ者たちのために戦ってきました。
 ようやく戻れた故郷でさえ異世界の、人間ですらない者たちのために後にできる強い意志を持っています。

 そんなタイキの行動と言葉でなければ、ユウを動かすことはできないということなのでしょう。
 もともと、ユウはタイキ以外の言葉をろくに聞こうとはしていませんでしたし。
 ただそれは彼の生きざまに敬意を払ってのことではなく、ジェネラルとしての実績に注目してのことですが。

 というわけで、実力と立場と日頃の行いを兼ね備えたタイキがいろんな意味で最適任であることに疑いはありません。
 悟ったであろう瞬間、彼の迷いは消えていました。しかも自分に足りないものまで見いだしたというオマケつきです。
 ここにきてまだ強くなる気まんまんとは…主人公だなぁ。


・ネネ

 彼女にとっては重要なエピソードの一つなんですが、一時より遥かにマシとはいえそこまで目立ってはいません。
 それでも弟を最後に受け止めるのは彼女の役割でしょうし、見せ場が残ったと思うべきでしょうか。
 何しろユウを保護したら彼女の最大の目的は達成されてしまうので、後は埋没してゆくしかなかったりします。
 具体的に言えば「タイキとともに最後まで戦う」以外の行動を取る必要がなくなってしまいますから。

 案外と、扱いの難しい人物です。
 仲間になってからは時折奇行こそ取るけれど、基本的には癖のないキャラなんで主張がしづらいようですし。
 というか、いつの間にやら「正統派の戦うお姉さん」になっていましたね。あの派手めな服が似合うほどに。


・キリハ

 奥義・死んだふりでウィスパードをやり過ごし、一休みしてから美味しいところで参上した人。
 いや、確かに美味しいんですがこの流れで死んだふりというファクターはいろいろ台無しな気がしなくもなく。
 アニメじゃない、現実なのさって話をしてるときに死んだふりですか蒼沼さん。そんな少年漫画な。

 上のような事情により、出番そのものはそれほど多くありません。
 キャニオンランド顛末からこっち、副将としての存在感そのものは増してるんですけどね。


・連合軍の仲間たち

 ベルゼブモンがヤバ気なフラグを立てまくってます。
 メルヴァモンとフラグ立てそうになっているのもむしろ非常にヤバい。しかも次回のタイトルが…
 ツワーモンとあわせ、これもユウ覚醒のための展開なのかもしれませんが。

 メルヴァモンは仲間入りして日が浅いせいか、ベルゼブモンをやや誤解していた節があったようです。
 誤解といっても深刻なものではなく、今回のように共に行動してゆけばいずれ解消された程度のものですけれど。
 問題は、解消された途端にその相手まで消えそうなことなんだよな……

 その他のメンバーはほぼ横並びですが、動くべきところではきちんと動いていて見てるだけでは終わりません。
 しばらくぶりに登場のX7もさすがに圧倒的強さで、パワーアップしたツワーモンでも赤子扱いしていました。
 これを一時とはいえ圧倒できたグラビモンは、やはり強かったというべきでしょう。

 ユウが仕掛けた軍団バトルは、このX7を成立させない狙いもあったのですね。今回で分かりました。
 いかにX7が圧倒的パワーと殲滅力を誇るといっても、最初から繰り出していてはメンバーの体力が持ちません。
 しかも敵が多方面にわたって展開しているとなれば、分散せざるを得ない。ヘタを打てば各個撃破の対象です。
 それはバグラ軍側も同じなのですが、地形効果のぶんだけ有利だし手駒も大粒なのが多く、何より数で上回ってます。
 でも、いささか万全を整えすぎましたか。相手が盤石なほど燃えるのがクロスハート魂というものです。

 
・ユウ

 名の通り、本当は優しいらしいという彼。
 しかしその優しさにどっか傲慢な匂いを感じたのは、果たして私だけだったのかどうか。
 なんといいますか「戦ったとしても私は誰にも負けんがね」と吉良吉影理論を連想してしまいます。
 敵を作らずに生きてきたような。

 まあ相当に利発な子みたいですから、自分の性格はよく知っていたのかもしれません。
 やるからには勝つまでやらなきゃ気がすまず、結果としてやり過ぎてしまうんじゃないでしょうか。
 そういうある種の凶暴性を制御し、理性的に振る舞うのは簡単なことではありません。
 姉すら気づかないほどに抑え込んでこれたのは、その優しさのおかげではあるのでしょう。

 Xローダーを受け取った時の表情はつまり「隠し通していたもうひとつの顔」だったわけかな。
 抑圧が強ければ強いほど、開放されたときの迸りは凄まじいものとなります。
 ダークナイトモンは、彼のそんな心の隙を巧みに利用したのでしょう。

 わからないのは、それほど利発であろう彼がなぜああも現実感を失っていたのかです。
 それとも全く感じていなかったわけじゃなくて「おかしいな?」と思ったこともあったのかな。
 でもその印象を「臨場感あるなあ」に置き換えて今までやってきたとか。
 あれほど動揺したのは、つまり思い当たる節があったからだと指摘することもできましょう。
 痛みに関して過敏なのも気になります。まだ何か明かされてない事実があるとしか思えません。

 うーん、書けば書くほどデジモンカイザーを思い出さざるを得ませんね。
 違うのはゲーム感覚だと後でわかったカイザーに対し、ユウは最初からそういう設定だったことですか。
 それでいて「優しい」というのもまた符号を感じてしまいます。弟キャラだし。

 …ネネは治兄さんだったのか。
 治兄さんも生きていたら、弟を止めようとするかもしれませんね。生きてると前提条件が成り立たないけど。


・ツワーモン

 もう完全にユウLOVEを隠そうとしてすらいません。
 それでいて前回と打って変わり、ユウがタイキを殺すことになっても構わないと取れる発言をしています。
 最終的にユウが無事でさえあれば、後でなんとかできるという考えなのかもしれません。

 ちょっと残念なのは出番が決して多くないために、ユウとどんな触れ合いをしていたのか良くわからないことです。
 何しろユウをどう思っているのかがハッキリしたのって、つい前回だからなぁ…
 情が移ってたらベタだけど面白いなと思っていたので、それ自体に不満はないんですけどね。
 ユウを内心で軽んじているような描写も無かったので、これといって矛盾があるわけでもないですし。

 戦いではデッドリーツワーモンとなり、さらにヘルズフィールドの力を取り込んでパワーアップ。あんたは鬼太郎か。
 そのパワーはオメガシャウトモンも圧倒するほどでしたが、さすがにX7には歯が立ちませんでした。
 吹っ飛ばされた際にユウを庇ったのか、致命傷に近いダメージを受けています。最後の務めを果たす時は近い。
 まあ、死ぬのはベルゼブモンが先になりそうですが……


・ダークナイトモン→スカルナイトモン

 あの局面で自身の力を半減させるという、痛恨のミスをやらかしています。
 X5が本当に戦闘不能になっていたのなら成立した戦術ですが、あいにく元気バリバリでした。また死んだふり?
 スカルナイトモンの状態ではさすがにネネ補正のX5であっても分が悪く、彼方にすっ飛ばされて今回の出番は終了。

 これまで憎らしいぐらい強かったはずが、何か急にチョロい印象になってきました。
 タイキの戦術を見抜けなかったことといい、本調子ですらないX5にあそこまでいいようにやられたことといい
 これがあのダークナイトモンなのか? と言いたくなってしまうほどのストップ安ぶりです。
 肩書きはいいけど、実はデスジェネラルより弱いんじゃないかと思わされます。君は魔軍司令ハドラーか何かか。

 むう……こうなった以上、それなりに挽回してもらわないと困りますね。
 仮にもラスボス候補の一人なのだし、魔殿提督(笑)などという評価で終わらぬように頑張ってほしいものです。

 ってか、ユウを喚んだ理由はもう果たしてるの? それともこれから果たすの?


・デッドリーアックスモン

 スカルナイトモンの犬。
 ダークナイトモンから分離して黒の城へ向かい、アポロモンに助成して駄目押しをする予定でしたが、
 それどころかX5の合流を許して敗北を誘発してしまうという、バグラ軍にとって最悪の結果を招きます。

 気づくといつのまにかツワーモンに取り込まれ、苦し紛れのクロスオープンで崩壊する城に置き去りにされました。
 その後どうなったのかは不明ですが、さすがにアレで死んだわけではありますまい。


・リリスモン

 ベルゼブモン&メルヴァモン相手に優勢な戦いを進めていましたが、ベルゼブモンの半ば捨て身の攻撃により倒れます。
 48話で何かするみたいなので死んではいないようですが、それでもうさすがに退場でしょう。
 もと三元士としては悲惨な末路ですが、ベルゼブモンと相討ちなら実際の戦果そのものは三人中トップといえます。
 え? 一応ブラストモンとセットだったって? そういえばそうですね。

 何はともあれ、次回の恐らく自爆的行動が結果的にユウの命を救うこととなるのかもしれません。
 いなくなると岸尾氏の担当が減るので、ブラストモンだけは生き残るかもしれませんが。
 

・バグラ軍のみなさん

 アポロモン=ウィスパードがしぶとく生き残っています。
 保身を第一に小狡く立ち回る姿からは、勇者アポロモンの面影を感じることはできません。
 しかしキリハを仕留めそこなったり、メタルグレイモンのボコり方が適当だったりと仕事はいい加減です。
 真面目そのものな表人格の反動でサボり癖がついちゃってるんでしょうか。

 ウィスパードにぴったりくっ付いて行動していたセトモンはむしろそれが災いし、ツワーモンに取り込まれて
 ヘルモードの一部となってしまいました。そのままX7にボコられて分離となったので、以後の状況は不明。
 でもデッドリーアックスモンと違って、たぶん死んだと思います。脇キャラの悲しさよ。

 その他は本当に雑魚キャラばっかりなので、いちいち語るほどの見せ場がありません。
 よーく見るとブルモンもいるんですが、普通に見てたら気づきにくいぐらい一瞬しか出ませんね。
 つうかセトモンもいっぱいいるんですけど……同種なのかミスなのか。



★名(迷)セリフ


「ちょっと本気を出すと、みんな泣き出すんだもん。友達はみんな弱い…だから遊びたくない…!
 生き物もキライだ! どんなに好きになっても、すぐ死ぬし!」(ユウ)


 このセリフから受ける印象はどちらかというと「優しい」ではなく「腹黒い」な気が……(汗)
 生き物についての意見はまあ理解できないこともないですが、友達については内心見下していたと取れませんか。
 「思っていても言わない」のは社会通念上、別に褒めるほどのことでもありません。

 あの年でそういう自重を覚えるというのは、ひょっとするとあんまり良くないことなのかもしれませんが。
 「いい子」を通していた反動が、猛烈な闘争心となって一気に噴出したわけですから。


「聞きてぇか…! 教えてやらあ! これが絆ってヤツだ!
 おめーは誰も信頼してねぇ。ユウさえもだ…! だからデッドリーアックスモンを行かせちまったんだろ?
 オレたちは、お互いの頑張りを信じきってんだよっ!」(シャウトモンX5)


 ヘルズフィールドが通信不能な環境であることも、実はバグラ軍にとって不利な件だったわけですね。
 もしダークナイトモンが城の戦況を確認できていたら、まずはネネとX5のトドメに専念したかもしれません。
 それにもしダークナイトモンが「ユウならやってくれる、大丈夫さ!」と言い切れるような性格なら
 そもそもバグラ軍なんぞにおらず、兄に反旗を翻してタイキに合流していたでしょう。

 いや、たとえ戦況がわかったとしてもやっぱりデッドリーアックスモンを行かせてしまったかもしれませんね。
 猜疑心が強く、タイキを危険視している彼からしても、また本当は戦術的にもそう間違ってはいないんですが、
 残念ながら今回は裏目に出てしまったようです。


「無理はするがな…!」(ベルゼブモン)

 そして、頑張る以上のことをやろうとしている男がここに一人。
 精神コマンド「捨て身」「みがわり」持ちに違いありません。なんという露払い人生。

 上のセリフのわりと直後に流れた場面ですが、仲間を別の場所に向かわせるという意味では対比と言える要素です。
 反撃が始まったとはいえ、いまだに数では不利。一人一人が踏ん張って支えねばならない状況です。
 メルヴァモンが城を、ベルゼブモンがリリスモンを抑えている間にX5が敵城へ向かわなければなりません。

 そこにタイキが健在であり、キリハが駆けつけてくると信じているから取れる戦術でしょう。
 そしてそれは、正しい戦術でもありました。だからたとえ負担が大きかろうと、ベルゼブモン独りで
 リリスモンを何とかしなければならなかったのです。彼はそれを悟っていたのでしょう。
 あるいは此処が、自分の死に場所となっても一興と感じるほどに。

 ついでにメルヴァモンとフラグを立てつつあるのは、戦場の皮肉というものでしょうか。


「現実と戦え! ユウ!」(タイキ)

 デジタルワールドでも傷つけば痛み、殺されれば死ぬ。それを避けられる世界は無いとユウに突きつけて。
 ユウを殴ってではなく、殴らせて理解させるあたりの流れがポイントです。
 武器ばかり攻撃したのも素手で戦わざるを得ない状況へ追い込み、ユウに体でわからせるためでしょう。
 たぶん狙ってやってます。相変わらず恐ろしい男だ。彼に比べればユウもまだまだ青いですね。

 人間同士の取っ組み合いで片方が敵のボス格というとカイザー対タケルが思い出されますが、
 タケルの方が怖かったあっちと比べると流れ的にはこっちの方が王道と言えます。ベタとも言うけど。


「ユウ様は誰にも渡さぬっ!」(ツワーモン)

 どさくさに紛れて結構大胆なことを言ってます。
 いざという時ユウとスカルナイトモンのどちらを取るかと言われたら、咄嗟にユウを選びそう。
 どうやら、ユウには見るものをほっとけない気持ちにさせる何かがあるようですね。認識の誤りとは別に。


「提督ご自慢のジェネラルが敗れるとはなァ…見捨てておいて正解だったぜ。
 さぁて、どうしてやろうか…」(ウィスパード)


 内心ではユウもダークナイトモンも見下していそうなセリフです。そしてザボエラのように小狡い。
 この後奇襲でタイキの首を手土産にしようと考えているのか、バグラモンの元にさっさと引き揚げて報告し、
 その直衛に収まる気なのか…いずれにしても、最後の見せ場はまだ先のようです。


 「ああ…なんとなくだけど、ユウを見ていてわかった気がする…オレに足りなかったもの…」(タイキ)

 相手を本当に慮るなら、ときには牙を剥いた優しさも必要だということに気づいた…というところでしょうか。
 タイキ以上に戦いの中で生きていたキリハには、それが必要なことがわかっていたのかもしれません。
 そういえばキリハの時でさえ、タイキは肉体言語に訴えることがありませんでした。
 物理的に自分から誰かを殴ったのは、確かユウに対してが初めてです。

 (追記:すっかり忘れてましたが、21話でもキリハにワンパン入れてましたね)



★次回予告

 ベルゼブモン最期の大暴れ。赤組のメイン格としては初の犠牲者となりそうです。
 いかんせん、余剰パーツから死んでるように見えるのはなんですが…