ハンター大集合! 南の島のデジモン争奪戦!

 脚本:三条陸 演出:深澤敏則 作画監督:浅沼昭弘
★あらすじ

 時計屋のおやじの招待を受け、南のとある島にやってきたタギルたち。
 そこには超強力なデジモンが潜んでおり、捕獲すればその力を自分のものにすることができるというのです。
 リョーマらをはじめ、ヒデアキやその他大勢のハンターたちも集まってきました。

 かくして「イベント」が始まるのですが、今回はルール無用。真っ先に走り出したタギルは次々と妨害に遭います。
 その上、いたるところから活性化したマグマが噴き出してくるではありませんか。必死で潜り抜けるハンターたち。
 さなか、タイキは憶えのある声と謎の男の存在を認識します。

 やがて、超巨大なヴォルクドラモンが姿を現しました。誰もが唖然とする大きさです。
 その巨体と絶大なパワーに圧倒されるハンターたち。恐れをなして、ほとんどの者が脱落してゆきました。
 ヒデアキもドーベルモンが負傷してしまったこともあり、脱落を宣言します。

 残ったタギル、ユウ、タイキ、リョーマ、レンらは再びヴォルクドラモンを誘い出し、戦いを挑みますが
 敵はやはりあまりにも強大でした。しかも、罠担当のアイルは途中でユウにちょっかいをかけ、逆に罠へ落ちたまま。
 そんな中、危機に陥ったタイキをあの謎の男が救い出しました。その正体は…キリハ!

 キリハの策によって、最も弱い腹部を曝け出すヴォルクドラモン。
 そこにジークグレイモンの一撃が決まり、火山龍を手に入れた勝者はキリハとなりました。
 デジクォーツの事件の中心は日本、ひいては自分たちの街ではないのか? だとしたら、それは何故?
 キリハの忠告と時計屋のおやじの言葉から、タイキは一人危機感を募らせます。

 その頃、時計屋のおやじのもとに別の人影たちが集まっていました。彼らはいったい?
 いいえ、知っています。私たちは、彼らを知っているはずなのです…! 


★全体印象

 68話です。脚本はしばらくぶりな気がする三条氏。
 演出の深澤氏もここへ来ての初登板となります。鬼太郎での仕事が目立つ人なあたりは縁でしょうか。
 さらに作監も総作画監督の浅沼氏がおり、原画にも作監クラスがズラリと、明らかに力の入ったオーダー。
 注目すべきは青井小夜氏がいることですね。どの程度描いてるかはともかく、担当箇所の一つは明白でしょう。

 裏付けるかのように、お話がいきなりグンと動きました。
 正確にはまだ大きく動くための助走段階なのですが、それでも相当です。
 前回までの段階でメインキャラ以外のハンターたちを出し、それぞれを中心にしたお話を作ったのは
 今回のようなエピソードへ放出するためだったわけですね。ちゃんと活かしてきました。

 さて今話は、雑誌において「太一が出る」と煽られた回でもあります。
 終わってみれば出たのは一瞬…なんですが、明らかに「他の四人」と思しき姿が見受けられました。
 特に大輔でもタカトでも拓也でもなく、大が出演したのは大きかったですね。
 アレで、ほとんど無かった出番をカバーするだけのインパクトがありました。さすがは兄貴。

 そんなお歴々を隠れ蓑にするような形で、サプライズ参戦を果たしたのがキリハ。
 突進担当がタギルになった分、タイキ以上に前作キャラ補正を受けまくっている気がします。
 次に出てくるときは大詰めかもしれませんが、バランス的に仕方ないでしょう。
 まあサプライズとはいっても、予告の時点でモロバレだった気がしますが……

 それにつけても、なぜ東京なのでしょうか。
 お話の都合と言えばそれまでですが、ああいうセリフと出したからには他にも理由があるのでしょう。
 もしかすると、それが「いるはずのない者」が現れた原因なのでしょうか?
 デジクォーツを媒介に、あらゆるデジモンの世界が繋がっているとか……

 なんにせよ、次回からまた通常運転なので次の動きはまたしばらく先になりそうです。
 伏線に留めてしっかり出すつもりっぽいということは、どうやら路線が固まったのかもしれません。
 出すつもりがなかったらしいキリハが出たあたり、方向転換してる可能性もあります。



★各キャラ&みどころ

・タギル

 結局はキリハにいいところを持っていかれているんですが、かといって割を食ってる印象はあまりありません。
 ヴォルクドラモンを見て恐れるどころか奮い立ったり、上から目線なキリハの作戦にもノリノリで参加したり、
 それでいてヒデアキには無理強いをしなかったり、ヴォルクドラモンを渡すというキリハの申し出を辞退したりと
 いいところを目白押しで発揮してくれているからでしょう。
 単なるおバカとも言いますが、ヴォルクドラモンを引っ張り出す作戦を立案したりもしてるんですよね。

 一方で、時計屋のおやじにいいように使われたことに関しては不平を吐いていました。
 意図があるのなら、最初からそう言ってくれよという考えなのかもしれませんが。


・ユウ

 久し振りに会ったアイルをあっという間に返り討ちにするという、相変わらずの策士ぶりを発揮しています。
 しかし、彼女が罠設置を放り出してちょっかいをかけに来たことまでは考えに入れていませんでした。
 そのことでこっそり「あっちゃー」と目を逸らすお茶目な側面も見せてくれます。

 しかしまあ、彼を責めるわけにはいきますまい。放っといたら何をされるかわかったもんではなかったわけですし。
 だいたい、あの状況でちょっかいを出しに来るアイルにも大いに問題はあるわけで……
 アイル的には今度会ったら何があってもリベンジするつもりだったろうとはいえ。

 その他、招待状に仕込まれたデータの存在に気付いたりもしています。総じて、非常に利発な人物としての扱い。
 三条脚本ではとりわけ頭脳派の側面が強くなりますね。


・タイキ

 毎度のことではありますが、ハント自体には全く興味を示していません。留まったのはヴォルクドラモンが危険であり、
 放っておけば現実世界にも大きな影響が及ぶことを確認したからです。
 なんせ捕獲した唯一の例が昔馴染みのピノッキモンで、しかも向こうから頼んでのことだから徹底してますよ。

 そしてもうひとつの目的は、時計屋のおやじに会って話を聞くこと。こちらが本命といってもいいでしょう。
 決定的な情報を掴むことはできませんでしたが、ある程度の推測材料を手に入れることはできた模様。
 縦軸に絡む何かを謎も含め、わかりやすく視聴者に伝えてくれました。

 ちなみに、バトルでは彼ですらキリハにいいところを持ってかれています。
 でも、せっかくのゲスト回なんだからそのぐらいは譲らないといけないでしょう。ねえ。


・キリハ

 もう出ないのでは、という噂を力まかせに蹴散らして華麗に再登場。どうやらアメリカに渡っていたようです。
 正体を明かした場面が危機に陥った友の手をハッシと掴んでのものという、美味しすぎるものでした。
 あんたはヒュンケルかと思いつつ、これだけで物語当初の彼とは違うことを改めて強調してくれていると感じます。

 作戦においても、罠を張るという以前の彼からは考えられんような策を取ったりと大活躍を果たしました。
 こと戦いにおいては、タイキ以上に長けている演出です。まあ普段からあの生活なら、勝負勘も磨かれましょう。
 なんでヴォルクドラモンの弱点に感づいていたのかはわかりませんが、重要なファクターではありません。

 ラストシーン、タイキに「最も重要なのは日本」と謎の言葉を残して去ってゆきます。
 なんか知ってるなら教えてくれよと言いたくなりますが、彼も全貌は掴んでいないのかもしれません。
 時計屋のおやじの言葉からではなく、独自にその推測へ辿り着いた可能性もありますしね。

 この調子であれば、海外に出る「はぐれ」は世界中をめぐっているという彼に任せておいて大丈夫そうですね。
 逆に言うなら、再登場のときは事が大きく動く時期でもあるということでしょう。


・ヒデアキ

 再登場。タギルたちも知らないうちにロコモンに乗っていたとなると、別ルートでキイチに会ってたのでしょうか。
 ヴォルクドラモンを手に入れてどうするつもりだったのかは不明ですが、あれだけの強さなら使い道はあります。
 梃子摺ってるハンターがいたら有料で手を貸すとか、やり方はそれなりにあるでしょう。

 しかしドーベルモンの負傷により、中途脱落となりました。
 パートナーにダメージが無ければまだ戦ったかもしれませんが、命を賭けるほどのことはできない模様。
 それ自体を責めることはできません。彼の目的は、ヴォルクドラモンを掴まえなければ為せぬものではないからです。
 酷なことを言えば、あのあたりがメインキャラとの差なのかもしれません。

 今回はこれまでに登場したハンターたちが総進撃するお祭り的なエピソードですから、彼の再登場もその一端。
 だから最後まで同行する必要まではないわけですが、主役たちと行動してたぶん少しはアピールできた感じですね。


・パートナーたち

 意外というべきか、メイン格ではガムドラモンが最も目立っていません。
 珍しくぶっ飛ばされて逆にインパクトを残したシャウトモンや、少年たちの護衛としても有能を発揮した
 ツワーモンの方が印象的ですね。密度の濃い活躍をなしたジークグレイモンは言うまでもなし。

 タギルの持ちデジモンとしては、むしろサゴモンの方が目立っていたりします。
 その水技とバリスタモンの電撃による連携で、地下にひそむヴォルクドラモンをいぶり出していました。
 タギル本人の立案は大雑把だったかもしれませんが、そこはタイキとユウがフォローしたのでしょう。

 上記以外は割に鳴かず飛ばず。
 ドーベルモンもアスタモンも、ついでにヤシャモンもほとんどいいところ無しのまま出番終了しました。
 特にドーベルモンは一番ダメージを受けていたので、まさに骨折り損のくたびれ儲けというヤツです。
 スーパースターモンも出ましたが、ヴォルクドラモンの前にはさすがにグロッキー気味でした。

 ハントする気ゼロなキイチとロコモンは、ある意味最も賢い選択をしたのかもしれません。
 今回の運行は白昼堂々でしたが、迎えに来るまでの間はどこで時間を潰していたのでしょうか。


・リョーマ、アイル、レン

 キリハの登場で直接的にワリを食ったと思われる方々。
 ほぼ途中退場のアイルが最も印象に残っているあたり、推して知るべしといったところでしょう。
 レンに至ってはマジで存在感皆無です。どうしてこうなった。
 もちろん、パートナーたちもこれといっていい所を出せてません。うーむ……

 まあ、今回の背後にはもっと大きな何かが潜んでいるはずです。
 彼らもその意志や、時計屋のおやじの意図に振り回されてるにすぎないのかもしれません。
 これでリョーマが黒幕に近しい存在だったりしたら、あんた今まで何やってたんだと言わざるを得ませんが。

 ところで、リョーマは音楽を嗜んでいるようですね。
 ハンターを始める前、あるいは今でも、将来を嘱望されたピアニストなのかもしれません。


・ハンターたち

 時計屋のおやじに呼ばれて集まってきた方々。
 見たところ、高校生ぐらいの顔ぶれも垣間見えます。館の奥の方にはさらに大勢がいました。
 十把一絡げという感じで、パートナーにもコレという輩がいません。
 そんな中でアニメ初登場のウィッチモンだけは存在感を放っていましたが、結局は途中退場です。

 何にせよ、相当の人数がデジモンに関わっているのは間違いなさそうですね。
 望めば誰でもデバイスを持てるという点では、02やテイマーズに近い印象を受けます。
 本当はセイバーズも割とそうなんですが、認可を受けてないとダメそうなのが痛いかな。

 ちなみに、顔ありの連中にはどうやら各々ケン、ハルキ、ノボルという名前があるみたいです。
 ケン、か……この名前を端役につけるということは…


・ヴォルクドラモン

 時計屋のおやじが「イベントの景品」として示した強大なデジモン。
 山のような巨体と、活火山そのものを思わせる猛攻は凄まじく、演出とあいまって強烈な印象を残します。
 信じられないことですが、これでも設定的には完全体なんですよね。スピノモンより弱いらしいんだぜ。
 どう見てもバイオスピノモンですら勝てそうにないのは気のせいでしょう。

 あまりにも大きいためか、真っ正面からではほとんどの攻撃が通用しません。
 そのかわり体内のマグマエネルギーが集中する腹部だけは脆く、ここを攻撃されると一発でまいってしまいます。
 無論、ジークグレイモンの技の威力あってこその結果だと考えることもできるでしょう。
 罠とはいえ割とカンタンに転ぶところをみると、足元も意外に弱そう。

 本来は穏やかな性質という設定なのですが、例によってちょっとおかしくなっているのか、大人しくは見えません。
 しかしながら、単に活動してるだけで周囲に甚大な影響を及ぼすことはままあります。
 たとえヴォルクドラモン自身にあまり攻撃性がなかったとしても、やはり放ってはおけなかったでしょう。

 おやじ曰く、このデジモンは「はぐれ」なのだと言います。
 日本にも活火山はあるので、そっちに現れていたらもっとヤバかったでしょうが……
 はぐれと言うからには、東京に集まるのが本来の流れということになるのでしょうか?

 デジクォーツで行動してた時期のあるガムドラモンが、何か知ってませんかね。
 気付いたらすでにあの近辺でした、というのなら期待できませんけど。


・時計屋のおやじ

 たぶん、事の全貌にもっとも近いところにいる男。
 今回で少し別の意図も見えてきました。ひょっとすると、ゲームと称してデジクォーツの事件を解決できる
 タギルたちのような人材を集めているのかもしれませんね。ゲームと言えば食いつくだろうという考えかな。

 もちろんゲーム自体が東京で行われねばならず、そのためにはヴォルクドラモンの存在が邪魔だった、
 と考えることもできます。でも、タイキの推測通りならヴォルクドラモンもいずれ東京に来ていたはず。
 単に舞台が東京じゃないとダメだというのなら、放っておけば済む話です。うーん、よくわかりません。

 アレのバランスブレイカー性を危惧していると考えても、誰かにハントさせる時点で成り立ちませんし…
 もっとも、あんな巨大で破壊力のありすぎるデジモンをおいそれと出せるはずもないですが。
 出したくても出せないだろうという計算があったということなら、まあ分からんでもないかな。

 ゲームというのが表向きの理由なのか、そうじゃないのか。
 今のところは他に考えがあるっぽく見えるんですが、問題は真の目的が何なのか、ですね。見当もつかん。


・五人の人影

 ラストシーンでの登場。時計屋のおやじに召集されたようです。
 対ヴォルクドラモン戦の切り札だったのでしょうか? 顔ぶれを考えれば、充分ありうる話だ。

 ここで、さんざん出る出ると煽られていた太一が遂に登場しました。デジモンにもオールスターの波か…
 ですが、それ以上にインパクトがあったのは上記の通り、兄貴の登場です。完全に不意を衝かれました。
 まさか五人とも来ていたとは…しかも太一は小学生バージョンじゃないですか。大輔との関係は。
 いや、まあ…ああ見えても中学生なのかもしれないけど。私服なだけで。

 つうか、出るとしても大輔はどーするんでしょうね。一人じゃエクスブイモン止まりだし。
 マグナモンになるか、スティングモンを連れてきてデジクロスさせるしかない気がしてきました。
 ジョグレスは二人いないとダメですが、デジクロスなら何とかなりそうです。
 もろもろ丸無視していきなりパイルドラモンになったら笑うしかないけど。

 とにかく、その日は近いそうです。
 もしかしたらラスト前にわーっと出てくるだけかもしれませんが、ここは素直に期待しましょう。



★名(迷)セリフ


「ねえ、アイルさん…だっけ?
 本当のトラップって、相手にそれを知られちゃあ…いけないんじゃないかな?」(ユウ)


 アイルを返り討ちにする直前のセリフ。
 彼女がユウを罠に填めたと思った瞬間、かかっていたのは彼女でした。常時発動としか思えません。さすがはツワーモン。
 名前で呼ばれたことによって、嬉しさのあまり思わず動揺するアイルの描写も可笑しい。思ったことが顔に出るタイプです。
 狙ってこの隙を作ったのか天然でやったのか、さっぱりわからないのもユウらしいところかもしれません。


「ちょっと閃いちゃったかも、オレ! 地下水ですよ!」(タギル)

 地下に潜ってしまったヴォルクドラモンを、再び引っ張り出す策を思いついたときのセリフ。
 相手との力の差がどれだけあろうと、それを承知の上でへし折れずに立ち上がるのが彼という少年ですし、
 むしろ困難であればあるほど燃えるタイプです。ヴォルクドラモンを恐れるより、その威容に歓喜したのは彼だけでした。
 加えてこの発想力です。単なるおバカではないことがよくわかりますね。ハイ。


「…あなどるなと言っただろ、タイキ」(キリハ)

 時ハン篇登場2番目のセリフにして、タイキを助けつつ正体を明かしたときのセリフです。蒼き炎の男、ここに参戦。
 なんとも美味しいタイミングで駆けつけてくれます。前からヴォルクドラモンを調査していたのでしょう。
 とすればここへ来て一気に動いたのは、タイキたちが現れたことを好機とみたからでしょうね。
 さしものタイキも、今回ばかりはキリハに見せ場で押されてます。なんだかんだで対等だなあ、このふたり。


「変わってねぇな、キリハ。 嬉しいぜ…!」(オメガシャウトモン)

 キリハの叱咤激励を受けて。
 彼らは巨大な敵、自分より強い相手とも戦い慣れています。激闘の記憶と旧い仲間の言葉が、闘志の火を燃やしました。
 ここは久々にデスジェネ篇を思い出したセリフですね。


「いい戦いを見させてもらいましたよ、蒼沼キリハさん…伝説の男がまたひとりか。フフ…」(リョーマ)

 と余裕ぶっこいてますが、ハント中は終始あまり余裕のなかった男がここにひとり。
 まあ、ヴォルクドラモンほどの大物が相手なら慎重にならざるを得ないのはわかりますし、それが普通でしょう。
 でも普通じゃあの主人公集団に歯が立たないのは明白なわけで…そろそろ本気を出してほしいもんです。
 あと、伝説の男はもう五人ぐらい増えますよ。たぶん。


「すまんのう、わざわざ集まってもらって…出番がなしとはの。
 もうちっとだけ待っとくれ。その日は近い…!」(時計屋のおやじ)


 ラストシーンの超思わせぶりなセリフ。あの五人は一体なにものなんだ(棒)
 不機嫌そうに拳を打ち鳴らしまくる兄貴が闘争心丸出しです。やっぱり殴る気だったんでしょうか、アレを。
 え? 設定が違うから殴る必要がないって? たぶん、そんな指摘も殴り倒されると思います。



★次回予告

 すっかり通常運転に戻ったようです。
 フェレスモンが、マコトの友達を欲しいという気持ちに付け込んで力を得ようとしているのは確実ですね。
 なんかデザインが違う気がするんですけど、正体を隠しているからかな?