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”資格の栄光“は、会社員が資格や検定の取得に挑戦した実体験を”資格挑戦記“として紹介するとともに、
受験対策、資格・検定の基本情報を紹介するサイトです。

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資格選び

私は部品屋に勤めていますが、詳しいのは部品だけ。最終製品については全く詳しくありません。
最近思うんですよ。やはり、ものづくりの一端を担うものとして最終製品についてもう少し知らなければならないのではないかと。
そこでいろいろ探してみたところ、こんな検定を見つけました。
その名も“くるまマイスター検定”です。
結構新しい検定で、1月に第3回が行われるとのことです。私の勤め先も、一部自動車部品を製造しています。しかし、私は車種も機能も構造も無知です。この検定に挑戦して、自動車のことをもっと知ってみたいと思います。“くるまマイスター検定”には1〜3級がありますが、今回挑戦するのは一番下の3級です。

資格取得への道

2015年10月25日:申込み
申込みは、くるまマイスター検定のホームページ上で行うことができます。支払いもクレジットカードで使用できるので、完全にネットで申込み完了です。
受験票は後日送付されます。

2015年10月25日:公式ガイドブック購入 
“くるまマイスター検定”の参考書を色々と探してみたのですが、公式ガイドブックである“くるまマイスター検定 公式ガイドブック”のみでした。Amazonで最新版を注文しましたが、この公式ガイドブックは2015〜2016となっています。2年ごとに発行されるんですね。
1〜3級の過去問1回分も掲載されているので、問題の傾向も掴むことができます。

2015年10月27日:勉強方法検討
注文していた公式ガイドブックも届きましたので、勉強方法を検討します。
といっても、とにかく自動車に関する知識が全くないので、全体的に勉強するしかないでしょうが・・・。ちょっと気になるのが、HPに記されている「公式ガイドブック出題率(目安)です。3級は80%となっており、残り20%はガイドブック外から出題されるということになります。ガイドブック外からの出題については、今の私には答えられないでしょう。
一方、3級の合格基準は60問以上/100問中となっています。そうなると、ガイドブック外の問題に答えられない私からすると、60問以上/80問中、つまり75%以上正解できるように勉強しなくてはなりません。結構厳しいですね。自動車のどこが弱点になるか分かりませんが、一通り読んだ後に過去問を解いてみて、弱いところは集中的に勉強していきたいと思います。
2015年10月27日:勉強開始
日本さかな検定の受験時もそうだったのですが、公式ガイドブックのサイズが大きくて持ち運びにくいです。しかし、日本さかな検定のときのように別紙にまとめたりするのではなく、通勤電車ではできる限り座るようにして、満員電車でもしっかり勉強できるようにしました。
それにしても、本当に全く分かりません。車種やメーカーくらいは、まぁまぁ知っているだろうと思っていましたが、私の知っている情報なんてほんのわずかです。例えば、メーカーであればその歴史や代表車種、関連する人物なども知っておく必要があります。ちょっとメーカー名を知っているくらいではどうにもならなそうです。これは先が思いやられます。
一通り公式テキストを読み終わって、過去問を解いてみましたが、40%程しか正解できませんでした。
自動車の構造や人物については、結構頭に入っていたのですが、車種とモータースポーツが全くだめでメーカーに関してもうろ覚えです。それと、公式テキストの説明もそれなりに詳しく書いてくれているのですが、私のように基礎知識がない者にとっては、用語の説明が足りないように思えます。そのため、あまり理解できないまま読み進んでしまっている状態でした。
そこで、分からない用語は付箋をつけておき、後でパソコンを使って調べることにしました。本当はもう少し初心者向けだったり、一部に特化した本でも買えばよいのかもしれませんが、そこから始めているほどの時間がないので、今回は公式テキストのみで突き進もうと思います。
また、モータースポーツとメーカーごとの車種を覚えることに集中しました。
時間がないけど間に合うだろうか?

2015年11月29日:試験当日
試験当日です。会場は拓殖大学 文京キャンパスです。試験時間が15時からと遅めだったため、会場近くの喫茶店で午前中からみっちり勉強しました。会場に着くと、トヨタ自動車のミライが展示されていました。トヨタ自動車はくるまマイスター試験の協賛企業だからでしょうが、検定試験としては珍しい試みですね。
さて、試験頑張ってきます。
15時00分試験開始〜16時00分試験終了
40分くらいで終了しましたが、途中退出せずに終了時間まで残ることにしました。その理由は、試験後にくるまマイスター検定応援団長のテリー伊藤さんやカーライフジャーナリストのまるも亜希子さんらによるトークショーが開催されることからです。
せっかくなんで参加することにしました。
なかなか盛り上がっていましたよ。

2015年12月19日:試験結果
試験結果は、郵送にて送られてきます。

結果は・・・合格
  
なんとか合格することができました。しかし、合格証と一緒に“合否通知書”が同封されていたのですが、これを見る限り私は半分以下の成績でした。78点なので結構良かったと思うのですが、私以上に他の受験者の皆さんができてたんですね。



カードも同封されていました。



ちなみに顔写真入りの合格証(カード)も有料で発行してもらえます。
今回、私は発行しないことにしました。

試験を終えて

今回の受験で、かなり知識がついたな〜と感じておりましたが、それ以上に自動車への興味が増しました。おそらく、これがこの検定の一番の目的なのだと思います。1〜3級の他に子供のためのジュニアという階級を設定していることからも、その目的がうかがえます。
それにしても、1級というのはかなり高い壁ですね。
私のように公式テキストでちょっと勉強したというくらいではなく、本当に自動車が好きで、普段からいろいろ調べたりニュースなどの情報を吸収している人がさらに公式テキストやその他の専門書で勉強して挑戦するくらいじゃないと合格できないのではないでしょうか。
第2回では1級合格者が一人もいなかったようですが、今回は14名が合格されたとのことです。
どんな分野にもすごい方々がいるものです。

勉強期間・・・・約30日
参考書・・・・・くるまマイスター検定 公式ガイドブック
費用・・・・・・・1620円(公式テキスト料金)+4000円(受験料)+交通費=5620円+交通費

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