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”資格の栄光“は、会社員が資格や検定の取得に挑戦した実体験を”資格挑戦記“として紹介するとともに、
受験対策、資格・検定の基本情報を紹介するサイトです。

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資格選び

2010年3月に2級と3級を同時受験し合格して4年と半年が過ぎました。
※前回の品質管理検定2級&3級挑戦記をご覧ください。

この受験で学んだ手法などを活用しつつ、さらに経験を積んできました。そのほかの資格もいくつか取得しましたが、ここらで本職の上級資格を目指したいと思います。
それはもちろん品質管理検定1級です。
2級と比べても劇的に難しいという話を聞きますが、やってみないと分からないこともあるでしょう。
とにかくこれまで学んだことや経験を基礎として、挑戦してみたいと思います。

資格取得への道

2014年6月2日:申込み
申し込みは
日本規格協会のホームページ上でできます。
2010年に2&3級受験を申し込んだ際は、HP上でパンフレットの申し込みをして、届いたパンフレットについている払込取扱票を使用して郵便局で払い込みすることにより申し込むという方法でした。
しかし、今回HPを確認したところ、HP上で必要事項を入力するだけで申込みが完了する方法もありました。
この場合、クレジットカードでの決済になります。
郵便局に行く手間が無くなったので、本当に便利ですね。助かります。

2014年6月8日:参考書購入
今回は難易度が高い試験なので、早めに参考書を購入しておきます。
本屋で探してみましたが、2級までと違い分厚い参考書や問題集がずらりとありました。
また、難しい手法については、それら専用のものも多数あります。
1級の難易度の高さがうかがえます。
2級、3級は問題集一冊で何とかなりましたが、ここは1級用のテキストを購入して勉強することにします。
私が購入したのは“品質管理検定集中講座 QC検定 受験テキスト1級”です。

このシリーズは、1級だけでなく2〜4級についても出版されています。
それぞれ受験範囲を網羅しているようなので、概要を掴んでみたいと思います。

2014年6月9日:勉強方法検討
1級も2級や3級と同様に実践分野と手法分野に分かれています。さらに、2級と3級と異なる点として論述問題があります。
合格にはそれぞれ50%以上の取得が必要で、さらに合計点が70%以上必要とのことです。
論述問題は現段階でどういった問題が出るのかよくわかりませんが、2級・3級の受験経験から実践分野よりも手法分野の方が勉強に手間取ること、手法分野は計算問題が多く、暗記だけでは対応できないことが想像できます。
そこで、通勤電車の中で実践分野を読むことにし、通勤電車、自宅での勉強時間は多くを手法分野に充てるようにします。

2014年6月9日〜:勉強開始
実践分野は1級になっても結構分かります。参考書の内容もすでに知っていることが多く、すんなり頭に入ってきます。
一方、手法分野はまずいです!
2級合格者なのにさっぱり分からない・・・。
計算を必要とする手法がたくさん含まれており、それらについて説明が書かれているのですが、それを理解するのが難しい。
先が思いやられます。
とりあえず、一回参考書を読み終わりました。実践分野は70%くらいは問題ないと思いますが、手法分野が足を引っ張りそうです。手法がぎりぎり50%だったとしたら、合計の70%を超えるためには、実践がもっと良い点数じゃないといけません。
実践分野はこのまま参考書をもう一度読み直すことにして、手法分野はやはり実際に問題を解かなければだめですね。

2014年7月12日〜:問題集購入
ということで、手法分野を伸ばす為、問題集を購入することにしました。
今回私が購入したのは、“品質管理検定試験受験対策シリーズ QC検定1級対応 問題・解説集”です。
実践分野、手法分野に加え論述問題までカバーしています。

2014年7月12日〜:勉強後半
問題集を購入しましたが、計算問題を通勤電車の中で解くのは難しいですね。
通勤中はこれまで通り参考書を読むことにして、休日に問題集で手法の計算問題を解くことにしました。
参考書を何度も読んだおかげで、実践分野は結構解けるようになりました。
ただ、手法は問題集をやって少しはマシになりましたが、どうも回帰分析と実験計画法がよく分かりません。
また、論述については、全く手を付けていません。
勉強している範囲から出題されて、選択式ですし何とかなるかなっという感じです。
この状態で試験に臨みます。

2014年9月7日:試験当日
試験当日です。
会場は市ヶ谷にあるTKP市ヶ谷カンファレンスセンターです。
QC検定の受験票には地図が書いてあって親切です。
早めに会場をチェックしましたが、駅から近く迷わず行けました。試験は13:30から開始です。
午前中から近くの喫茶店に入り、直前までひたすら勉強しました。
後から20代とみられる5名ほどの男性グループが喫茶店に入ってきて、参考書片手に雑談していました。
その中でこんな話が聞こえてきました。

「おれ、今回3級落ちたら部署異動させてもらいたいんだけど」

職場から、『この仕事するからには3級くらい取れよ!」なんて言われているんでしょうか?
3級は計算が苦手な方でも頑張れば何とかなりますから、頑張ってほしいですね!

さて、いよいよ会場入りです。
午後は、3級も開催されるので、かなりの人数が集まっていましたが、1級の会場となると年配の方が多いですね。
さぁ、全力を尽くしましょう。

13時30分試験開始〜15時30分試験終了
いや〜、初めて1級を受験して分かったのですが、1級は時間との戦いです!
手法の計算に時間をかけていると、論述問題の時間が無くなってしまいます。
実践、手法の問題が完了した時点で残り15分!も〜、思いつくままに、わ〜〜〜〜〜っと書きました。
全くもって自信なしです。 2014年10月10日:試験結果
試験結果は、品質管理検定のホームページ上で発表されます。

結果は・・・1級不合格

私の受験番号はありませんでした。

しかし、準1級の受験番号を見てみると・・・準1級合格

私の受験番号がありました。

後日、準1級の合格証が送られてきました。



品質管理検定では、合格証の他に、有料でカード型の写真入り合格証がもらえます。
2級、3級は申し込んだんですが、準1級は申し込まないことにしました。
捉え方はいろいろでしょうが、準1級を取得したというよりも、1級に落ちたという印象が強いからです。

試験を終えて

いや〜、参りました。
準1級を取得できたということは、実践・手法がそれぞれ50%以上取得し、合計でも70%以上取得できていたということでしょう。
それでも1級を取得できなかったのは、やはり論述問題ですね。
何も勉強せず、何も考えずに試験に臨んでしまったのが、一番の敗因です。
後から問題を見直して見たのですが、「対象の業務に関するあなたの立場(管理者、実施者、責任者など)を明確にすること」と書かれていましたが、試験中は読み飛ばしてしまい、自分の立場など全く書きませんでした。
是非、次回また挑戦したいと思いますが、スピード感も意識して勉強していく必要がありますね。

勉強期間・・・・60日(平日概ね1〜2時間、休日概ね1〜2時間)
参考書・・・・・品質管理検定集中講座 QC検定 受験テキスト1級
問題集・・・・・品質管理検定試験受験対策シリーズ QC検定1級対応 問題・解説集
費用・・・・・・・5184円(参考書料)+3240円(問題集)+8000円(受験料)+交通費=16424円+交通費

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