地元の学生にとって売り子バイトというのは、
「重宝する便利な存在」らしい。普通のバイトと違って
面接なしで採用してくれることがなによりありがたいという。

当日、受付口に行って「売り子やりたいんですけど」の一言で
雇ってもらえるので、面接が苦手でいつも落ちてしまう子には
貴重な存在なのだという。
ちょっとガラ悪目の高校生にとっては欠かせないバイトだろう(爆)

仕事の間に他の子と雑談をしてみると、元高校球児で98年夏の
大阪予選で関大一校・久保と対戦した人や、甲子園のナイターで
売り子をやっている人、高校一年生でこれが初めてのアルバイト
だという人など多種多彩。野球が好きなどの特別な思い入れが
あるという子ももちろんいて、彼らは存分に売り子を楽しんでいた。

だが、冷めた答えも多かった。
「お金ほしいから」

やっぱりこれが一番のようだ。あくまでバイトとして割り切っていて
気が向いたら出てくるけど、天気が悪かったりしたら来ない。
地元の学生にとって売り子のアルバイトというのは、特別な存在
ではないようだ。甲子園に行こうと思えばいくらかの電車賃で行け
るからそれはそうなんだろうと思うけど、なんだか複雑な気持ちだ。

野球好きにとっては、毎日野球場に出入りできて
好きなときに好きな場所から試合を見れて(笑)
これだけありがたいバイトはないのにもったいないと思うのだが。
甲子園を夢見る高校球児よ、引退したら売り子をやろうよ(^^)
   
 
     
   
 

外野売り子! 観客!