売り子を含めた従業員の食事は、
球場内の「レストラン甲子園」で済ますことになっています。
与えられる時間は午前11時から3時までの間から30分間。
これがかなり忙しいんですよ(笑)
内訳は、往復の時間に10分。
食堂の行列に加わって10分。
まともに食事をするのは10分だけ〜〜(T0T)

それもこれも、食堂の場所が悪いから!!!
食堂は一塁側内野席Aの裏側あたりにありますが、それに
対して僕が働いていた商店は三塁側内野席Aの裏側。
つまり、数ある商店の中で食堂から一番遠い商店なんです。
食事をするときは直前直後に必ず商店に報告に行くので
通路をえんえんと歩く羽目に(T0T)
近いところだと食堂の目の前にある商店だってあるのに…


メニューは麺類or定食が中心で
お好みでサラダ、冷奴、デザートを加えたり。
毎日配られる300円分の食券で遣り繰りします。

300円というと、名物「甲子園カレー」と同じ値段ですよ。
「きつねうどん」になると200円!! サラダは50円!!
まさに学食並みの低価格!!
ここのきつねうどんには、いまだに感謝しています。
関西独特のうどんつゆに初めて出会って
その美味しさに思わず感動!
もともと薄味嗜好の僕にはぴったりでした。


厨房のなかでは、おばちゃん達が「格闘」しています。
ひっきりなしにくる注文をさばくために編み出された技は
「袋煮うどん」(うわ、センスないネーミング…)
注文を受けるとすぐさま、うどん袋の封を切ってさかさまに
鍋に入れ、煮ている最中に袋からうどんを出します。
コンマ何秒かの時間短縮に成功している……んでしょうか?
はじめてみたときはさすがにびっくりしましたが
きつねうどんが美味しく感じたのは
あの袋の味がしみこんでたせいかもしれません(^^)

     
   
 

(上) 従業員用食堂入口
  一般客用食堂のすぐ隣にあります
(下) 食券 印刷して持っていても使えません