さて 11回目のコラムは、雰囲気を変えて「ピット」についてです。これは、アメリカ産のゲームで同じ種類のカードを集めるゲームですが、交渉がかなり独特です。
スタートプレイヤーがベルを鳴らしたら交渉開始で、全員が一斉に交換したい枚数をいいます。同じ枚数をいった人同士と、1種類のカードをその枚数分だけ交換します。これを繰り返し、1種類のカードを全部集めたらベルを鳴らして、ラウンド終了です。
このゲームの魅力は、なんといってもリアルタイムの交渉です。ベルが鳴り出したとたんに、我を忘れて枚数を連呼します。これが、プレイしてみるとかなり気持ちのいいものです。そして、ベルが鳴り終わると嵐が去ったかのような感じになります。
このゲーム、手軽で人数がさばける(5人〜8人)のが大きな魅力ですが、騒がしくなるのが難点です。どうしてもプレイしたい場合は、交換する枚数を連呼するかわりに指で指し示す「サイレントピット」というものもあります。これも、なかなか独特の雰囲気を醸し出しますね。
[From Hammer]
|