先週は諸事情により、コラムをお休みしました。ネタができあがっていてコラムが間に合わないというのも珍しいです。さて、今週で 99回目のコラムになります。お題は、日本語版はやや入手難かもしれませんが「ロコ!」で行きましょう。
ゲームの箱に書いてあるとおり、やることは「カードを出す。チップを取る。」だけの非常にシンプルなゲームです。カードには色分けされた数字が書いており、この数字によってチップの価値を決めることになります。
ゲームが終了したときに出ていたカードで価値が決まるので、カードを出す順番が問題になります。とは言ってもなかなかうまくはいかないのが、このゲームなのです。
ルールは単純、短時間で終わるけど、ものすごいジレンマがあるというのがこのゲームですね。プレイ人数はボックスには 2〜4人ですが、5人でもできます。プレイ時間は 10分程度ですね。ゲーム自体は難しくありませんが、シビアな感じのゲームなので、やや経験者向けかもしれません。
このゲームは、1994年に「フリンケピンケ」として出てから、リメイクが繰り返されています。特殊な効果のあるカードが追加された「トール」以外は、ゲームとしてはほぼ同じです。カードのサイズ、パッケージの雰囲気が違うので、見比べてみるのも面白いでしょう。
LOCO! / ロコ!, Reiner Knizia, Fantasy Flight Games, 2003
(Original Version) フリンケピンケ / Flinke Pinke, Amigo, 1994
Quandary, Milton Bradley, 1996
トール / Thor, Heidelberger Spielverlag, 2002
[From Hammer]
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