[算数][6年][比例] [6年「比例」の発問・指示][「分数のかけ算」の授業記録][「立体の体積と表面積」の授業記録][授業技術の30のパーツ] |
6年「比例」の導入の授業記録
(東京書籍 6年算数下)
私が担任した6年生のクラスでの授業記録である。
ノートの新しいページを開けなさい。「9 比例」 と題名を書きなさい。書けたら「書けました」と言いなさい。 |
教科書4ページを開けなさい。男の先生がいます。指差しなさい。となりと確認。セリフを全員で読みます。さんはい。 |
そこに5つのイラストがあります。1つずつ見ていきます。 |
@水の量と深さ。上から順に1つずつ指で押さえなさい。 Aおもりとばねの長さ。おもりが0のときばねの長さは何cmですか?(9cm)おもりが1個のときは?(11cm)2個のときは?(13cm) 3個のときは?(15cm) B時間と道のり。時間が0のときは道のりは何kmですか?(0km)時間が1時間では?(60km)2時間では?(120km) 3時間では?(180km) C時間と長さ。時計とろうそくです。上から指で押さえます。 D面積18cm2の長方形の縦と横の長さ。上から指で押さえます。 |
5ページの男の先生を指差しなさい。となりと確認。 左のセリフを読みます。さんはい。 |
@の水の量と深さを見ます。1つの量が増えるともう1つの量が減りますか?それとも1つの量が増えるともう1つの 量が増えますか? 1つの量が増えるともう1つの量が減ると思う人?1つの量が増えるともう1つの量が増えると思う人? そうです。水の量が増えると水の深さが増えますね。 @のイラストの下に 「増えると増える」 と書きなさい。 それでは、A、B、C、Dについて、「増えると減る」 か「増えると増える」 (板書する)のどちらかイラストの下に書 きます。全員起立。 4つとも書いたら座りなさい。 |
全員が座らないうちに答え合わせをする。
このように発表します。 「@は水の量が増えると、深さが増えるので、『増えると増える』 です。」 |
「○○さん。」
(Aはおもりの数が増えれば、ばねの長さが増えるので 「増えると増える」 です。)
「その通り。できた人?・・・はい、よくできた。教科書に○をつけなさい。間違えた人は直しておきなさい。」
このようにDまで答え合わせをする。
男の先生の右側のセリフを指差しなさい。読みます。さんはい。 (他にもともなって変わる2つの量を探しましょう。) 全員起立。1つ思いついたら座ってノートに書きなさい。 座った人は更に書きなさい。 |
全員が座らないうちに発表させる。「立っている人は友だちの発表を写して座りなさい。」 と指示。
(雨が降れば水がたまる。)(ご飯を食べればおなかがたまる。)(年をとればしわが増える。)(年をとればお小遣いが増える。)(浮気が増えれば離婚が増える。) などが出された。
ボッチャンハテナを読みます。さんはい。 |
(変わり方のきまりをくわしく調べてみよう。)
ここまでで20分かかっていない。
6ページを開けなさい。「比例の性質」 です。ボッチャンハテナを読みます。さんはい。 |
(1つの量が増えるともう1つの量も増える関係について調べてみよう。)
四角の1です。指差します。となりと確認。(教師が読む。) (1)の入れ物の表を見ます。 水の量が1dlのとき、水の深さは何cmですか?(4cm)水の量が2dlのときは?(8cm)3dlのときは?(12cm)4dlのときは?(16cm) 5dlのときは?(20cm)6dlのときは?(24cm) (2)の入れ物の表を見ます。 水の量が1dlのとき、水の深さは何cmですか?(4cm)2dlのときは?(7cm)3dlのときは?(10cm)4dlのときは?(13cm)5dlのとき は?(16cm)6dlのときは?(19cm) 1番下の 「明さんは・・」 というところを読みなさい。さんはい。 |
7ページです。☆の1を読みます。さんはい。 全員起立。教科書の□に書き込んだら座ります。 |
「○○さん。」
○○さんは、何と言っていいかわからない様子である。
「水の量が2倍になると、・・・。」 という感じで言います。
(水の量が2倍になると、水の深さも2倍になります。)
「その通りよくできた。できた人?・・・○を小さくつけなさい。間違えた人は書き直し。
以下同じように発表できた。
☆の2を読みます。さんはい。 全員起立。表の7の下に数字を書いたら座りなさい。 |
「○○さん。」 (水の量が7dlのとき、水の深さは28cmです。)
「その通り。発表の仕方もいい。できた人?・・・すごい三重丸を書きなさい。」
☆の3を読みます。さんはい。 6ページの(2)を指差しなさい。水の量が2倍、3倍になると水の深さはどうなるか、そこに証拠を書いて持ってきなさい。 |
わからない子がいたので、付け足しをした。
7ページの上の表みたいに、矢印を書いて、2倍、3倍と上と下に書くんです。 |
私は○つけをしながら、黒板に(2)の表を書いた。
3人を指名し、黒板に書かせて発表させる。
(水の量が2倍になると、水の深さは1と4分の3倍になります。)
(水の量が3倍になると、水の深さは2と2分の1倍になります。)
「☆の3はどうなりますか。(2)の場合、水の量が2倍、3倍になると、水の深さはどうなりますか?2倍、3倍になりますか?」(なりません。)
「では、☆の3の下に 『2倍、3倍にならない』 と書きなさい。」
「入れた水の量を・・・」というところ、指差しなさい。となりと確認。 みんなで読みます。さんはい。 今度は青い四角の中を読みます。さんはい。 |
「ノートにまとめます。」と言って、私が板書したのを写させた。
2つの量Xとy Xが2倍、3倍・・・→yが2倍、3倍 「yはXに比例する」 |
全員起立。比例とは何ですか?言えたら座りなさい。 |
1人を指名する。その後、みんなで言わせる。
全員起立。2つの量Xとyがあり、Xの値が2倍、3倍、・・・になると、それにともなってyの値も 2倍、3倍、・・・になることを何と言いますか?言えたら座りなさい。 |
1人を指名する。
(比例。)
「惜しい50点。」と言うと、きちんと答えた。
(yはXに比例する。)
「その通り。みんなで言います。さんはい。」
全員起立。(1)と(2)の入れ物の、水の深さと水の量はどちらが比例しますか。番号をノートに書いたら座りなさい。 |
教科書に書いてありますね。どこに書いてありますか?指で押さえてください。・・・となりと確認。 みんなで読みます。さんはい。 |
((1)の入れ物では、水の深さは水の量に比例します。)
(1)の入れ物のXとyはそれぞれ何ですか? 先生と同じようにノートに書きなさい。 (1)の入れ物のXとyは比例する。 書けたらノートを持ってきます。 X → ( ) ○をもらった人から、休み時間です。 y → ( ) |
授業終了のチャイムが鳴る前に、全員が○をもらった。
第4回「向山型算数研究セミナーIN福岡」研究発表原稿
文責 東田昌樹
6年「立体の体積と表面積」の授業記録へ
このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません