コラム 福岡エクセル紀行

#14、対照的なふたり



  明けましておめでとうございます。散々騒がれていた西暦2000年1月1日00:00の瞬間も何事もなく過ぎ去り、もう時代はミレニアム。といっても、今年の正月はなんだか暖かくって、「信念」というよりは「初春」の感じが強かったですね。そんな中私は実家で遊びほうけていましたが、皆さんはどうだったでしょうか。編集のせつな氏が新年早々風邪を引いたとか言ってましたが、今年の風邪は気力を奪う性質のものらしいですから、くれぐれも健康にはお気を付けください。

  というわけでエクセル紀行です。漏れ聞く所によると、アニメのほうでも六本松1号&2号が登場してそれなりに良い感じになっているみたいなのですが、実際の所はどうなんでしょう?リアルタイムでアニメを見ることのできない原作者居住区の人間としては、もどかしいことこの上ない。
そういえば、過去の放映で市長の座を狙う人物の話があったらしいですが、その名前が山○だったというのは本当なのでしょうか?まさかとは思うけど、現福岡市長の○崎氏がモデルじゃないよね?(^^;)
  なんとなく、福岡では放映できない理由ができたというか、だからこそ福岡では放映しなかったというか……。まあ、さすがに某政権党の政調会長殿がモデルって事はないだろうと思いますけど。

  そろそろ本編に入りましょうか。
  今回は、孫娘と看護婦です。

岩田日和子(IWATA HIYOKO)

○アワーズ本誌1月号になって登場した最新キャラ。岩田一族の末尾に連なる人物で、一応金修老の孫といわれているが、ひょっとしたら曾孫かもしれない。恐らく積文の従妹、もしくは半従妹(はとこ)にあたると思われる。外見はまんま幼児で、半分くらいは狙ってデザインしているのではなかろうか。ちなみに、目元がサイン会のときに書いてもらった六本松1号と似ている。
  性格はお嬢様……だと思う。おっとり、というか天然ボケでよくある世間知らず。少なくとも誰かが言っていたような白○ではないだろう。もうちょっと外向的だが、性格の根幹はハイアットと似ている。なお、その容姿から四王子教授のお気に入りとなってしまったらしい。とっ捕まって洗脳されないことを祈るばかりであるが、いくらなんでもそんな危険なネタはやらないと思う(^^;)。
  とりあえず、現時点でわかる情報はこのくらい。今後再登場するかどうかわからないが、人物背景が語られる日がくるのだろうか?

○「ひよこ本舗吉野堂(HIYOKOHONPO YOSINO-DOU)」。全国展開するお菓子屋で、その名の通りひよこで有名な所である。決して東京銘菓だったりはしませんのでご注意を。本社は福岡市南区向野1丁目16−13。
  地方のお菓子で特に有名なものは全国展開するようなこの時代にあって、銘菓ひよこが福岡のお菓子であることを知っている人がどれくらいいるのだろう、と考えてみたりする。実際、どこぞの掲示板では「あれは東京のお菓子だ?」と主張する人もいたりして、ひよこというお菓子は知っていてもその産地までは知らない人が多そうです。かく言う私も、福岡のお菓子としては二○加せんぺいや博多ぶらぶら、いも九(^^;)くらいしか思いつきませんでしたが。
  その形状や味については知っている人も多いと思うので割愛……というか、私自身ほとんど食べたことがないので、味の形容は不可能なのです。もしお土産でもらったらゆっくりと味わってみてください。
  ちなみに、博多駅や福岡空港では当然のごとく扱っていますので、よかったらお土産にどうぞ。

・本社への交通アクセス
  博多駅前2番乗り場から百年橋、野間経由のバスに乗車、野間四つ角で下車。西鉄線路沿いに戻り、高架脇を南下、しばらく行った所の右手。運賃は大人220円。
  天神西鉄福岡駅から普通列車に乗車、高宮駅で下車。高架沿いに南下し、しばらく行った所の右手。運賃は大人150円。

福屋四季(FUKUYA SHIKI)

○金文親父から頼まれて積文の面倒を見ている看護婦。はい、あの、よく医者をぽんぽんぶちのめしている看護婦です。案外古風な名前でした。
  積文の暴走や怠慢をたしなめる役割を持つ。もっともそのおかげで気苦労が絶えないようで、普通だったら何らかの神経症になっていると思うのだが、そんな傾向が露ほども見えないあたり、彼女も同じ穴のムジナということか? こちらも医者にくっついてあちこちの病院を渡り歩いているが、どこに行ってもきちんと仕事をこなしているあたりにその腕前の程が伺える。多分金文とのしがらみがなければ、かなりの速度で婦長に進級できるであろう。逆に言うと、しがらみを持ってしまったことが彼女の不幸であると思われる。ま、退屈はしない人生だろうが。

○「福家書店(BOOKS FUKUYA)」。東京銀座に本店を持つ、言わずと知れた全国展開の大手ブックチェーン店の福岡支店である。福岡市中央区天神1丁目11−11−B1F。
  昔から、福岡にある大型書店の中でも特にマニアックな品揃えで知られており、丸善書店の進出によってその傾向はさらに顕著なものとなりました。恐らくは、紀伊国屋に丸善という二大書店と同じ建物に店舗を構える書店ということで、独自性を出すことによって生き残りを図ったものと思われますが、どうも店員の趣味が反映されているような気がしなくもない所がなんともはや(^^;)。
  おかげで、書籍関係にあってはアニメイトすら上回る品揃えを誇り、福岡オタクマップ(なんのこっちゃ?)の中でもかなりの重要拠点となっています。こことアニメイト、えるパレ福岡店の3件を回って手に入らないものは、福岡のどこにいっても手に入らないと思ってよさそうなくらいです。もっとも、新刊の入荷はちょっとおそ目で、ここで「夕方入荷」と書かれていた小説は隣の丸善で昼頃には並んでいたりしますので、最近は本当にコミックしか見に行かなくなっていますね。
  ちなみに、福岡ドームなどで同人誌即売会があった日は、ここの来店客数も急増していたりします。福岡に来る人たちはみんな知っているんですねぇ。
  ちなみに、紀伊国屋福岡天神店が入っている天神コアビルのB1、B2に店舗を構えています。また、B1の売り場そばから、丸善が入っている福岡ビルに通じる通路があったりします。

・交通アクセス
  博多駅前5番乗り場から100円循環バスに乗車、天神天神コア前で下車。目の前。運賃は大人100円。

○「劇団四季(GEKIDAN−SIKI)」。とうとう福岡にも劇場を構えてしまった全国的にも知られる劇団。福岡市博多区住吉1丁目2-1。
中州の南にオープンしたキャナルシティ博多の目玉のひとつとして福岡市が誘致し、キャナルシティの一番北側に劇場を構えています。オープン時には「キャッツ」を上演して話題を集めました。
  なお、詳細は不明。だって、私演劇には全然興味ないし(^^;)。

・交通アクセス
  博多駅前バスターセンター1F市内線発着場から国体道路経由のバス(行き先はどれでもOK)、もしくは博多駅前3番乗り場から100円循環バスに乗車、キャナルシティ博多前で下車、近所のえらくド派手な建物。分からない時は信号付交差点上の歩道橋をたどっていけばOK。運賃は大人100円。
  天神福岡ビル前、天神コア前、大丸前から100円循環バス、もしくは天神三越警固神社前、天神南(エルガーラ前)から国体道路経由博多駅方面行きに乗車、キャナルシティ博多前で下車、近所のえらくド派手な建物。分からない時は祇園町西交差点上の歩道橋をたどっていけばOK。バスの進路前方右側に見えるので、中から確認しておく事。運賃は大人100円。
  バスの方向幕に「キャナルシティ博多」と書いてあるので、それに乗れば大丈夫です。

2000/1/15作成


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