コラム 福岡エクセル紀行

#13、今明かされる岩田一族の秘密!!




  気がついたらクリスマスも終わっています。大晦日までもうすぐ。千年紀の節目、西暦2000年が目の前ですね。読者の皆様、いかが御過ごしでしょうか?
  さて、寒い寒いと言っていたら、今年最大の寒気団が北のほうに退いたおかげでだいぶすごし易くなりました。ちょっと前まではこの程度の気温(5℃!!)でも「寒い〜」とぼやいていたような気もしますが、さすがに一度底冷えに慣れてしまうと、もはや敵ではありませんね。北国の方々から見れば、これは十分に「暖かい」範疇に入るであろうことは承知しているのですが。
  しかし、九州では「ホワイトクリスマス」なんて山間部でしか縁がありませんねぇ。年が明ける前にここまで雪が降った事って、これまでに何回あったことかしらん? いや、まぁ、そうなったところで相手もいないんですが(^^;)

  今回と次回は、「岩田一族」の特集です。分厚い情報統制の壁に阻まれ、その実体がまったく私達一般庶民に明かされる事のない「岩田一族」(大袈裟)、当Pumpkin’s house編集部(ってほどのものでもないが)では、多少なりともその謎に踏み込んでみたいと思います。
……なんかイマイチ決まらんなあ。まあいいや。とにかく、あの「医者」の家系とその類似名について書いていきますんで、よろしく。
今回は、直系の3人です。

岩田金修(IWATA KINSYU)

○ジジイ。

……だけじゃダメ?ダメ。んじゃぁ、もうちょっと補足。

  岩田総合医療協会〈Iwata Medical Association(?)/略称IMA〉会長。どうも蒲腐博士のスポンサーの一人らしい。当然(?)のことながら、都市行政府の中枢部に対する影響力も半端なものではない。まぁ、それらの影響力全てをすべている(らしい)蒲腐博士にはかなわないと思うが。しかし、会長というだけあって現在ではそれほど表に出ている気配がなく、孫娘を愛するだけの好々爺となっている様だ。もっとも、その孫娘が迷子になったときに県警を総動員させるあたり、ただの好々爺とは訳が違うが。なお、家系を辿っていくなら、紀國もこの爺さんの孫という事になる様である。

○「金修堂(KINSYU−DOU)」。福岡地場の中堅書店チェーンだが、そこそこに規模は大きい……と思う。福岡市の郊外でも、福岡市北部、古賀市の旧3号線沿いや同市千鳥の国道3号線沿い、福岡市南部、筑紫野市の国道3号線沿いとかに見かけるので、福岡ではそこそこの規模を持っていると判断して良いのではなかろうか?
  なんでこんなに歯切れが悪いかというと、本店を調べてつんのめったからです。
  NTTのタウンページに曰く、

金修堂書店(有)
本店………………中、草香江2-2-7

  これは要するに、福岡市中央区草香江2丁目2−27、という事なんですが、ここってひょっとして……九州大学六本松キャンパス近くのあの本屋ですか?
  かつて六本松に住んでいたときにはたまに寄ったりしていたのですが(隣に美味しいカレー屋があった)、品揃えが中途半端……というか、昔からの経営といった感じの古い建付けで、まさに書店というよりも「本屋」という言い方がぴったりの、ぎちぎちに詰め込んだ本屋さんでした。中堅都市の街中に行くと、危ない書籍ばかりを扱う(というかそういう品揃えじゃないと儲けが出ない)小さな本屋があったりしますが、店内の広さや雰囲気は、そんな本屋とあんまり変わらないです。
  その区画には他に本屋がないのでそこしか有り得ないのですが、そこそこ大きな郊外型店舗を備えている本屋グループの本部があそこだったとは信じられません……

・本店への交通アクセス
  博多駅バスセンター1F市内線乗り場から国体道路、六本松経由のバスに乗車(ただし113番は除く)、もしくは博多駅前3番乗り場から城南線、六本松経由のバスに乗車(ただし16番を除く)、別府橋〈べふばし〉で下車。道路を挟んだ向かい側。
  天神天神コア前、もしくは天神警固神社前から六本松経由のバスに乗車(ただし113番は除く)、別府橋で下車。道路を挟んだ向かい側。
  運賃はどちらも大人220円。

岩田金文(IWATA KANEFUMI)

○おやじ。その他不詳。看護婦が世話になった(なっている?)らしいが、それ以外にどんな人物なのか謎。看護婦曰く、なかなか出来た人物のようだが、息子を見ている限りどこまで信用できるのやら……。まぁ、息子には甘かったという事なのかもしれないが。金修爺さんの後継者にして岩田総合病院院長(?)。紀國の伯父にあたる。

○「金文堂(KINBUN−DOU)」。福岡地場の準大手書店グループ。こちらは金修堂と違ってそこそこ大きな店構えで、本店ももう少しまともなところにある。福岡市中央区天神2丁目9−110。
  福岡地区にそれなりに展開する書店で、結構あちこちに見かけます。また、経営も堅実で、多少土地代がかかっても潜在的な需要が見込めるところにしか進出していないようです。経営状態は分からりませんが、下に書くもう一方の雄よりは余程安定しています。地方でそれなりの勢力を誇っている書店の典型的なものでしょうか。
  本店の位置は、渡辺通りから岩田屋を挟んで反対側にある、天神新天町商店街の中にあります。この商店街は東西に伸びる2本のアーケードを持っていますが、そのうちの北側の通りに面して店を構えるのが金文堂です。ただ、ここ自体はそんなに人の入りは多くありません。どうも他の店舗での売上のほうが多いような気が……

・本店の交通アクセス
  面倒なので削除(^^;)。天神新天町商店街の中ですから、人に聞けばすぐ分かると思います。

岩田積文(IWATA SEKIFUMI)

○医者。
  そうなんです。あの医者には名前があったんです。積文と言うんです。で、上の二人はその親と祖父になる、と。
  まぁ、こいつについては、説明のしようもないというか、説明しづらいというか……。金のためにしか仕事をしないという、良くある腐敗した医者みたいな感じなんですが、その一方で人体をバラすのは大好きという、非常にマッドな一面も持っていますな。その辺が実に判断の難しいところで、実はこいつ腕良いんじゃなかろうか?たとえ手術になっても緊張とは無縁だろうし、別な部位を切ったり、変な縫合をしたりはしないと思う。まぁ、その一方でガーゼやハンカチを忘れてそうだが(^^)
ま、こいつについては8回目のコラムで多少触れてますが。

○「積文館(SEKIBUN-KAN)」。福岡地場の大手書店グループ。一応株式会社だが、多分上場はしていない。本店は金文堂の近くである。福岡市中央区天神2丁目8−215。
  金文堂と違って、こちらは新天町商店街の南側の通りに面しています。3階までがフロアで、品揃えは金文堂よりも多いとは思うのだが、大概の客は1階の雑誌コーナーに群がっています。まぁ、本屋なんてそんなものでしょう。
天神には福屋書店や紀伊国屋書店、丸善書店などが群れていますが、これらの雄は全て渡辺通りの東側であり、西側の西鉄福岡駅側の書店ではこの2つ、金文堂と積文館が最も利用しやすいところにあります。もっとも、東側でたいていの用事を済ましてしまう私なんかには縁がありませんが。
  ちなみに、ここは経営不振で、この前日販に経営権を譲渡する事が決まりました。
  祖父、親、本人と、経営が確実に拡大しているように見せて、実は3代目が一番経営不信だったというオチなんですね(^^;)。積文館書店の経営破綻については今年の末になって明らかになったので、六道先生は全く意図していないとは思いますが、えらく的確なネーミングになってしまったような気がします。そういや、医者っていっぺんとっ捕まって洗脳されてたなぁ(苦笑)
  ちなみに、今年になって福岡市東区の香椎店と香椎スポーツガーデン店が相次いで閉店、売却されました。それぞれ古本屋と他書店が入居してやっていくようです。

・本店への交通アクセス
  金文堂の項を参照。

  次回は、看護婦と1月号登場の新キャラクターを紹介します。

1999/12/25作成

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