しおりんはどこー日記:平成12年 6月


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6月29日(木)

 インモラル・ストリートアクション『ジェットセットラジオ』である。

 セルシェーディングを用いた初のゲーム。しかしストリート系。冒険だ。
 売るためならアニメキャラを動かして見せるのに使っただろう。しかしこれはキャラクターが背中を見せながらツッ走るアクションゲームだ。アニメ絵の新しい見せかたを提示すると同時に、新しい課題をも浮き彫りにしてしまうだろう。

 という話題は「描く人」に任せておいて、オイラは「遊ぶ人」となる。
 街中をインラインスケートで暴走しグラフィティアートを描く、という目的からして冒険だ。「インモラルな楽しみに浸りたいが、人を撃ったり殴ったりするゲームはちょっと」という人にはうってつけ。
 グラフィティを描いているとケーサツが追いかけてくるのだが……機動隊+催涙弾。セルシェーディングで観る催涙ガスは何ともカッコイイのだが、やたら催涙弾を撃つ警察なんて今の子供は知らないぞ〜。押井守系?
 グラフィティに関してはインターネットならではの遊びかたもあるのだけど、それはまた別の機会に。

 惜しむらくは難度が高めで人を選ぶことだ。トリックプレイには高度な操作テクが要求されるが、これなしでは先の面に進めない。心してかかりたい。


『Mr.ドリラー』は売り切れでした。DC版は。
 PSとGBは目に優しくないので見送りです。リピート待ち。

『やるドラDVD スキャンダル』が少し気になりました。
 が、さほど食指が動かないので評判待ちです。


6月26日(月)

 昨日の衆院選ですが、近所の投票所は閑散としておりましたよ。お年を召された方ばかりでした。

 当日のうちに日記をダラダラ書こうとしたのですが、やめました。要約すると「日本人に民主主義は似合わないなあ」という、目新しさのない意見です。なにしろ数年前までの約千年間「御恩と奉公」を続けてきた民族でありまして。
 長い歴史の間に君主が幾度変わろうとも、この「御恩と奉公」の構造は変わりませんでした。換言すれば君主への依存構造です。事実上近年までの君主は企業社会だったのですが、それが揺らいでしまった今、急に代わりをするものはありません。
 それでも世界中で独裁政治が暴かれ、共産主義が破産する様子を見てきた我々には民主主義しか残されていないのです。消去法で。

 形骸化の結果、悪いことに国会の選挙システムは複雑なものとなってしまい、国民活動の主体としては非常に相応しくないものとなってしまいました。対策として選挙の単純化……理想を言えば直接民選の大統領を国家元首とする方式が考えられます。
 しかし実際には憲法改正がタブー視されているため、当分実現しそうにありません。一方で内閣組織が来年から単純化され、政権党の権限ばかりが肥大しようとしています。さて……。

* * *

 共産党を中傷するビラが一億枚以上撒かれたといいますが、誰がどうやって数えたんでしょう?

* * *

 党との関係を断ち切って当選した森田健作氏ですが、復党する気があるのかないのか分かりません。「選挙活動を党本部の支援なしに勝ち残った」と言われても、肝心なのは当選後にどのような活動をするのかでありますんで。


 金曜夜から銀歯がグラついており、不安定な日々を過ごしております。
 月曜になったら歯医者(非予約制)に行こうと思ってたら、今日は職場の送別会ですよ。とりあえず銀歯はとどまってくれました。


『首都高バトル2』経過報告。
 土曜日にはCR-XモドキからランエボVIっぽい車に乗り換えました。大幅にスピードアップしたはずですが、スカッと気持ち良く勝つことができません。やはりR34的なものが買えるまで我慢すべきですか?
※「それよりドリフトを習得せよ」という天の声が。


6月22日(木)〜23日(金)

 さて、インモラルレースゲーム『首都高バトル2』です。

 前作に比べて、これでもかと言わんばかりにパワーアップしています。
 車体モデリングの向上、チューン項目の多様化、「ブレーキで曲がる」ゲームバランス、コースの細かな起伏やバンクの再現、周辺ビルの表現、そしてストリーミングにより実現した長大なコースと多彩なライバルたち……まさにてんこ盛り。
 結果、走り屋の雰囲気は前作に比べてはるかに増しましたが、いっぽう前作のようなお手軽さは影をひそめてしまいました。
 リアリティが向上した分バカっぽさがなくなってしまい、じっくりと腰を据えてやるゲームになったのです。なにしろ前作は「壁激突で曲がりながら一般車をよけるゲーム」だったからなあ。

 最初の車体は……親父からスズキ・ホンダFF車教育を受けている私はCR-Xモドキを選択。インモラルゲームなので、実車の商標は使わせてもらえないのデース。とりあえず最初のザコは敵ではない(カーブで思いっきりブレーキを踏んでくれるのだ)ものの、すぐに強い敵が出てきて、それに合わせてパーツを買いあさり……。
 雑誌には「後半の難度が高い」とか書いてありますんで、どうなりますことやら。

 とりあえず腹いっぱいに楽しんでおりますが、当面の不満はステッカーエディット機能。
 エディットできること自体はいいんですが、エディタがどうにも使いづらい。なんと、ペン先と実際にドットが打たれる位置とがズレています。泣くぞ。
 まずPCで描いてから、それを模写して入力すべきですか?


6月20日(火)

 梅雨の晴れ間ですね。日曜は久々にふとんを干せました。
 ああ、農民じゃないのに農耕民族的あいさつをするのに偽善を感じるよ〜。雨続きでも食っていける職業ですみません。

 関係ありませんが3話です。


6月17日(土)

 金月真美様のニューシングル『真夏の扉』発売記念のインストアイベントに行ってまいりました。
 場所が場所だけに時間も空間も非常に限られていましたが、なかなかに楽しい時間でありました。
 秋にニューアルバムが予定されていること、9月のアコースティックライブでも「跳ぶ」ことなどが発表されました。着替えを用意着て行かなけりゃー。

 そうそう、『おねプラ』のAM KOBEでの放送が復活するそうです。15分なのが難ですが、関東でも受信可能ですので。


 本日の購入物件:


6月15日(木)

 某ゲーム屋で『フレースヴェルグ』の販促ビデオテープを流しておりました。正面視線では30fps出ているようですが、リプレイにすると15〜20fps程度。しかも背景のテクスチャが荒々ガラガラ。「動きの冴えないナイツ」といった感じです。
 ボーナス時期に発売される数少ないPS2ソフトなのにビデオ販促だけで、体験版を置かないことからも危険な香りが。勘弁してください。
 なんでこんなことを書いているかと言うと、プレステツーを買ってしまった自分が心底ミジメだからです。さっさとガングリフォンの発売日になっていただきたい所存です。

 とりあえず22日は『首都高バトル2』を……予約を忘れていました。


 NHKニュースでIP接続サービスとxDSLをゴッチャにしていたので萎え。
 とはいえ一般のニュースで専門用語をこねくり回しても、かえって理解しがたい内容になってしまいますが……。
 ネット接続料金の引き下げは情報という富の分配につながるわけですが、果たして分配した富が本当に民衆の利益になるのか。振り回され方が変わるだけで、振り回されること自体には変化がないのでは、などと考えてしまいます。

 ちなみに現在行なわれているADSL試験サービスですが、私の居所はサービス区域外であることに気付きました。考えてみれば東京・大阪でやっているにもかかわらず加入者が1000人に満たないので、サービス地域が狭いのは当然なんですが。


6月14日(水)

 梅雨入りやら衆院選やら南北首脳会談やらとネタは多いはずなのですが、更新サボリ気味です。
 1日7時間寝ても眠いという(自主規制)覚えたての中学生みたいな状態ですが、仕事の時間だけは冴えてます。
 睡眠障害とは違うんでしょうが……なぜ?


 ヌルヌルと遊んでいた『レンタヒーローNo.1』も、とりあえず終了。
 メガドラ版でもそうでしたが、ギャラクティカキャノンは手に入れずじまい。
 世間での指摘どおり淡白なエピローグと、ある意味とっても濃いスタッフロールでござんした。

 コミカルアクションRPGとしては、もしかするとメガドラ版の方が優れていたかも知れない。
 しかし私はここでDC版の優位たる点を挙げておきたい。それは「道に迷う視点」だ。
 主人公の後ろをヌルリと追従してくる、いわゆる「マリオ64視点」。操作からワンテンポ遅れて視点が動くため、操作するための画像情報としては心もとない。
 ところがこの心もとなさは、見知らぬ町に迷い込んで辺りを見回しながら歩く様子にどこか似ている。おそらくは新しい町に引っ越してきた不安、そして突然レンタヒーローになってしまった不安を暗示した視点なのかも……?

 マァ、好意的解釈と言われてしまえばそれまでなんですが。実際のところ楽しませていただきましたよ。


さかのぼり、6月11日(日)

 日曜洋画劇場は『沈黙の断崖』でした。内容は「金のかかっていない『沈黙の要塞』」です。まんまですね。
 おそらくセガールが好きではない人には、どこが面白いのかまったく理解不能だと思われます。
 しかしオイラはセガールが動いているだけでタノシイ人なので、オッケーです。←既得権?

 しかも悪玉の声が大塚周夫氏なので、ドッキドキ。
 周夫氏と明夫氏が親子であることを知らないと、面白くも何ともないことですが。
 しかし(中略)オッケーです。


6月10日(土)

 意外に思われるかもしれないが、私は押井守氏の『犬狼』シリーズを観たり読んだりしたことは一度もない。
 きょう観に行った『人狼』が初めてとなる。

 大した予備知識もなく観に行ったので、状況シミュレーション然としたものかと思っていた。
 スクリーンの中にあったのは個人劇だった。押井作品ではおなじみの謀略劇やガンアクションなどがふんだんに採り入れられてはいるが、物語は個人に帰される。沖浦氏が監督に抜擢されたのはそのためだろうか。
 沖浦監督は「影でキャラクターの表情を誤魔化したくなかった」と語る。台詞以上に物語る目線やまぶたの動き。淡いトーンの画面づくり。
 それは同時に、想い出の中に消えてしまいそうな――いや、高度成長によって実際に消えてしまった風景を象徴している。

 とはいえ謀略劇としての要素は強く、私とは異なる感想を抱かれた方も多いだろう。
 が、もしもこの映画を謀略劇+ガンアクションで語るのであれば、物語は主人公の伏と平行して特機隊の実働も多く語られていただろう。その方が謀略の展開される動機も納得しやすいし、何よりアクションシーンの尺も確保できる。

 プロテクトギアは、もっと恐いものに見えると思っていた。具体的に言えば、観る前の私はプロテクトギアを単なる体制の道具として描かれるとばかり思っていた。
 反面、「ヒトラーの鋸」MG42は単純に恐かった。これに撃たれるという死に方はしたくない。


 実は私、新宿東口に行ったのは初めてだったりします。
 というわけで新宿チルコポルトに行ってみました。歓楽街にあって、等身大フィギュアは単なるサラシモノ……。
 知人への土産に、ひかりんマウスパッドでも取るかな〜……ツメ弱いっす。
 ビシバシおよびドリラーをたしなみ、帰宅。

※それでもうまい人は取るんだろーな。


6月 9日(金)

 昨日はSCEの新製品発表がありましたのね。

 PS2用 HDDは、けっこう合点のいく発表でした。
 ネット配信をにらんだ場合、10GB以上の HDDは妥当なものでしょう。ただしユーザによるユニット交換を本当に認めるのか、フォーマットはどうするのか等の点は未知数ですが。
 イーサネット端子についてはタイミングがよろしい。今まで「CATVに加入する家の戸数などタカが知れている」と陰口をたたかれていましたが、先日郵政省が「xDSLを本格普及させるのだ〜」と述べたため、一転して実用性の高い仕様となりました。
「郵政省にSCEの内通者がいるのではないか?」と邪推してしまいます。

 PSを小型化した"PSone"については、しっくり来ないものを感じます。PS2のときも感じたことですが、製品仕様から「作ったから売る」という臭いが漂ってきます。
 世間からは「携帯性を主眼に置いた製品」を期待されていた(私がそうだ)と思うのですが、実際に発表されたものは「コストダウンのために小型化し、そのついでに携帯可能とした」ものに見えます。

 あくまで製造上の都合による小型化であり、使い手としては「部屋の置き場所を節約できる」ぐらいに考えておいた方が無難に思われます。


 そんなこんなで、NTTにはADSLの本サービスを早急に発表していただきたい所存です。
 ADSLはIP接続サービスと同等の費用で最大実質512kbps程度(回線品質に依存、アップロード時は約半分)のスピードが出せます。ただし現在は試験サービスのみで、終了時にはどうなりますことやら。私は小心者なので、モルモットはイヤです。
 交換局はアパートの近所なので、たぶん問題ないとは思いますが……。


6月 8日(木)ひそかに更新

 民主党が選挙公約として「課税最低額の引き下げ」という、低所得有権者に不利な政策を発表した。
 これこそ私の待っていた言葉だ。なぜなら今回の選挙戦で初めて出された「煽動を目的としない」「国民に判断を求める」言葉だからである。

 自民党の政策に反対する政党は山ほどあるが、自分が政権党になったらどうするということをほとんど聞かない。なぜか。多くの有権者は「権力に対する批判的な態度」そのものに満足するからである。そのため街頭演説で「国民の声を国政に届ける」だの「国民の暮らしを守る」などという抽象的な、具体性のまるで欠損した言葉を恥ずかしげもなく垂れ流す。
 鳩山氏の発表を批判した人々が、少しでもまともな代替財源案を提示しただろうか。議会民主主義にとっては、それがすべての始まりだというのに。


6月 4日(日)

 校閲もヘッタクレもない状態ですが、2話です。直すかも。

 天気がいいので、バミューダパンツで過ごしたり。まるで体型に合いません。
 正月に体を壊して以来考えるのを避けていましたが、そろそろ体重を落としませんと。

 昨日の日記を訂正いたします。3Comの 100Base-T用ドライバは、Win95にも付属していました。ボードが認識されないので、てっきり別途ドライバを入手しなければいけないものと勘違いしておりました。
 で、なぜこのような勘違いをしたかと言えば、なんとボードの板金が歪んで正しく装着されていなかったという。すかさず板金を曲げ直して装着すると、自動的に認識されてドライバがインストールされましたとさ。
(3Comの名誉のために言っておきますと、これは中古品でした)


6月 3日(土)

 裁判所から保全命令を受け、1日には臨時休業に至ったフリーウェイおよび販売店TWOTOPですが、2日からは営業を再開する(秋葉原以外は3日から)とのことで、この目で見てまいりました。1号店および2号店に行ってきましたが混乱の類はなく、平常どおりの営業をしていたので胸をなで下ろしました。このまま営業が続いてくれることを願います。
 しかし気のせいでしょうか、それまではチラホラ見られた怪しい品の山があまり見られなくなったように思えます。
 結局きょうは 3Comの 100/10Base-Tボードを買ってみました。が、Win95にはドライバが添付しておらず。(Win98には付属)どれ、探しに参りますか。見つけてもすぐには動作確認できませんが

本日その他の購入物件:
 そして来週の『ゾイド』にはとうとうあの男、藤原啓治様が!!←役名で呼びましょう
 そういや『ゾイド』を観ていたときの地震は大きかったのですが、皆様は大丈夫?


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