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野沢菜の起源 |
野沢菜は宝暦年間に野沢村(現在の野沢温泉村)にある健命寺の第8代住職、晃天園端大和尚が京都遊学の折に持ち帰った天王寺蕪の種子を蒔いたところ、野沢村特有の気候風土により変種したと伝えられています。
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おはづけとは |
「おはづけ」とは野沢菜発祥の地、野沢温泉村で野沢菜漬けの事をおはづけと呼びます。野沢温泉村では野沢菜=「おな(お菜)」と呼び他の葉物野菜とは区別し特別なものとして栽培しています。
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野沢菜本漬けと言う商品があります。本漬けは古くなった野沢菜と誤解されがちですが、野沢菜の旬である秋に収穫した野沢菜を、良く洗浄して古来より行われる越冬する漬物に近い漬け込みをしたもので、一度醗酵させた野沢菜漬けの事を本漬けと呼んでいます。
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古漬け?≠本漬け |
浅漬けと本漬け
どちらが美味しい? |
良く、販売している際にお客様から聞かれることですが、食べてみて比べていただくのが一番です。緑色の鮮明な色をした野沢菜漬けが良いと言う人もいますし、あめ色になった野沢菜でないとダメという人もいます。
野沢温泉村で昔から食べられていたものは本漬けですが、緑色をした野沢菜を漬け込み水が上がると、その次点から食べ初めて、1月ほどすると醗酵を始めます。
大量に漬け込むので春先まで食べ続けられるのです。
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良く「野沢菜漬けは買って帰ると味が変わる」と言われる方がいますが、特に市販の野沢菜漬けは業者の方が良く洗浄して袋詰し独自の味付液を入れて販売しているはずです。したがって野沢菜漬けは食べるときに軽く絞り洗わずに、食べやすい大きさに切ってお召し上がりください。又、買って帰る場合の注意点としては温かい時期は冷蔵保存か保冷材を入れた器に入れて持ち帰ることをお勧めします。漬物は本来冷たく冷やしておかないと酸味が出て、変色してくる物です。
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野沢菜都市伝説 |
買ってきた野沢菜を
長く美味しく食べるには |
袋から出して2度目以降も美味しく食べる方法としては、袋に入っている調味液を捨てずに、タッパー等に入れておき残りの野沢菜漬けが液に浸るようにして冷蔵保存しておくと美味しく食べることが出来るはずです。
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箱入の店先にある
野沢菜は漬物? |
広い意味では漬物でしょう。私たち業者が販売に行くと、良く聞かれる事です「高速道路/お土産屋さん等で売られている箱入りの野沢菜が有りますが何処が違うの?」と言う質問です。野沢菜漬けは、漬物です箱入りで常温保存など出来るはずも無いのです。常温で置ける物は、加熱殺菌をしてある物で一般家庭で作られる野沢菜漬けとは少しちがいます
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なんと! 野沢菜は種〜芽、葉、花、蕪 すべて食べることができます。 種は菜種油にも使用されます。種まきをして芽が出て少し大きくなったら御浸しに。 葉が伸びて夏季で1ヶ月、春秋季には天候にもよりますが2ヶ月ほどで皆さんご存知の野沢菜となります。このとき蕪ができています。大根に似た食感で少々泥臭い感じはありますが食べられます。 土中の蕪が氷点下の気温にさらされるとトウが立ってきます。春先に八百屋さんに並ぶ並ぶ菜の花の状態です。 花が終わると細い鞘のような種が出てきます。軟らかいうちはこの部分も天麩羅等で食べられます。 |
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野沢菜の
利用時期って? |
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