エキゾーストマニーホールドの交換
通称EXマニですね。これの交換です。
わけあって社外から純正への交換の画像ですが、根本的な交換手順は同じです。
ガスケット類は、純正のEXマニの場合は4種類必要になるかと。排気ポート直後、エキマニ中段分割部、O2センサー、触媒のガスケット類ですね。
社外EXマニを買った場合は新品ボルトナット、ガスケットが付いています。でも一応確認しておきましょうね。
私は純正に戻すにあたり、これらに関わる部品を(EXマニ本体除く)新品で頼みました。遮熱板もブラケットも含め12000円ぐらいかかりました。
正直「高い!」と思いましたが、新品ナット・ボルトを使用するので非常に安心感があります。取り外す際にナメで使い物にならなくて作業完成ができないなんて悔やみきれませんもの。ナメたボルト・ナットはサンダーで切ったりして取るモノですから・・・・
走行距離が進むと、振動によりEXマニのブランケットのゴムダンパーが千切れてしまい、排気管がボディーに干渉して異音がする場合があります。
私も、そういう目にあいましたよ。コーナーリング時に限ってなるので足回りか!とおもったらゴムが切れていたのです。
準備作業
アンダーカバーは外して置きましょうね。ウマを掛けるのも当然の事です。
ラチェットの短長のエクステンションがないと、作業は難航するかもしれないですね。よかったチビエクステンション買って置いて(笑)
※注意
EXマニが熱いときは、さめるのを待ってから作業しましょう。当然ですがそれじゃ火傷しますよ・・・・
まず、各ボルト・ナット類にたっぷりCRC−556でも吹いておきましょう。これでゆるみやすくなるのなら大した苦労ではないはずですね。
↑緑色矢印がナット、紫色矢印がボルトです(一個矢印忘れてます・・・)。
↑ここは、エキマニ裏のステーです。エキマニ集合部にもボルトナットがあるのでCRC−556を吹いておきましょう。
↑ここは触媒付近です。
エキマニに関するボルトナット類は容赦なくCRC−556を吹いておきましょう。
写真上部のナット2つはエキマニを釣っているブラケットです。
緩める前に邪魔になりそうなモノはあらかじめはずしておきましょうね。
さて、各部にCRC−556をたっぷり吹いたら、あとは矢印があった各部ナットボルト類をゆるめましょう。ボルトナット類を、あくまで緩めるだけにしてください。取ってはダメです。
また、熱で錆が発生している可能性がありますので、慎重に緩めましょう。6角のメガネ、ソケットコマで緩めると安心です。緩める順序はお好きな所からどうぞ。どこから始めてもOKです。
↑各部緩めたら、触媒にジャッキをかませておきましょう。ボルト・ナットを取り去ると支えがなくなりガタンと落ちます。
また落下によってセンサーのケーブルがちぎれると困るのでそうしています。
O2センサーは完全に外してOKです。写真ではもう垂れ下がってます。
本作業
次はいよいよ、取り外しです。エキマニ下部から取り始めましょう。エキマニ下部に関わるボルト・ナット類をはずしますが、慎重にはずしてやってくださいね。
下から取り始めないと、エキマニ上部がとれないかと思います。とくにエキマニ上部でスタッドボルトを使っている場合がそうです。AE111純正は中段分割部にはスタッドボルト3つ使ってました。
↑ブラケット本体です。千切れてると異音が。
ボルト・ナット類がとれたらパイプを抜きます。抜く際には上記のブラケットを車体から取り外します。でないとこれに引っかかってパイプが車体から出せないかと思います。
下部がとれたら、つぎは上部です。これはもう簡単ですね。FF車の場合はラジエーターコアをぶつけて痛めないようにしてくださいね。段ボールでガードするもの手です。
↑全部外れるとこんな感じです。スタッドボルト2本つかってますね。
珍しいからといって、みだりに排気ポートに指とかをつっこまない方が吉ですよ(笑)
てが汚れるばかりか、ゴミをエンジン内部に押しやってしまうかもしれません。
さて、次は組み立てです。取り外しは下部→上部でやってきましたが、組み立ては上部→下部でやっていきましょう。スタッドボルトがあったりすると尚の事です。
各部、ガスケットを組むのを忘れずに・・・・表裏があるかもしれないので事前に確認を
EXマニ上部をあてがったら、ボルト・ナット類で仮止めしておきましょう。本締めは最後です。ただ組み立てると締めにくいであろう部分(EXマニ裏のステー)は上部の位置が収まったら本締めしてもよいかと思います。
ガスケットがある箇所は本締めしたあと、またバラすとガスケットの効果がなくなってしまうかもしれないので注意です。先のステーは本締めした後でバラしても関係ないので先に本締めしてもOKです。ただできるだけ完成状態になるような形で締めるのは言うまでもないでしょう。
上部が決まったら、下部です。パイプを通して各部を仮止めです。ブラケットも元の位置に固定しておきましょう。
はやる気持ちを抑え、各部品組み付けなども忘れずに。
全体にムリがないか確認し、大丈夫であれば本締めです。くれぐれもガスケットを組むのを忘れないように・・・・
締め忘れ・部品の組忘れがないか確認したら、エンジンを掛けて、マフラー交換の時にした排気漏れチェックをしておきましょう。
しばらく走行(後日でOK)したら、増し締めしておくのが吉です。
以上です。