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○○町の○○○科クリニック。慶桜クリニックです。

治療方針policy&FAQ

治療方針

方針イメージ

1. 初診・再診共に完全予約制で診療を行っております。
2. 誰でもかかる可能性のある心身疾患の治療に重きを置きます。具体的には、
うつ病や双極スペクトラム障害など
気分障害
パニック障害・社会不安障害などの不安障害
身体疾患に関連する気分の不調や不安
3. 診察に当たっては身体疾患による心身症状の見落としが起きないように基本的な診察に力を入れていきます。
4. 薬物療法ではベンゾジアゼピン系抗不安薬は副作用や依存性が深刻ですので処方いたしません。
 抗うつ薬に関しても気分の波を大きくする恐れのあるものは処方いたしません。 
 転勤などによりこれまで通院していた所から転医される場合に当院では必ずしも紹介状を要求いたしません。仮に紹介状を持参された場合であっても処方薬が変更となる可能性があるということをご理解ください。
5. これまでの臨床経験から心身疾患ではできる限り仕事を休まないことが重要と考えております。一旦休んでしまうと元の社会的機能を取り戻すことが非常に困難となる場合が多いためです。

治療の流れについて

  1. 初診

    問診表の記入をお願いしております。記載内容を参考にした治療が開始されます。血液検査のデータや服薬内容  が分かると非常に参考になります。
  2. 内科的検査

    主に血液検査です。現在の症状に影響する可能性のある身体疾患について検査します。
  3. 再診

    前回の治療による変化を受けた治療の評価が行われます
  4. 治療計画の立案

    何回かの治療後の経過や検査結果から大まかな今後の計画を決めていきます。
  5. 治療

    適切な薬物療法と生活指導、対処行動の指導が中心になります。身体疾患で専門医に紹介する場合があります。

診療について

 当院では心療内科を初診・再診共に完全予約制で診療しております。
 心療内科領域でも特に、うつ病や双極スペクトラム障害ないし双極性障害などの
気分障害やパニック障害・社会不安障害・特定の不安障害・広場恐怖などの不安障害を診ております。



診療内容

<治療対象>
心療内科・・・気分障害(うつ病や双極スペクトラム障害ないし双極性障害)
       不安障害(パニック障害・社会不安障害・広場恐怖など)
なお、診療の対象は20歳以上とさせていただいております。

やや踏み込んだ解説を下記に記すことにします。



<当院での治療について>

1.当院の心療内科における基本的な治療法は薬物療法です。
 薬物療法に生活指導や対処行動の指導を組み合わせて治療を行うことにしております。殆どの場合、他院よりも処方する薬物の種類や力価はかなり少ないと思います。処方薬が少ないからといって、いわゆるカウンセリング(精神分析療法など)などの特殊な治療を行うクリニックではありません。適切な薬剤を処方し、きちんと服薬してもらった上で、困難な状況への対処行動を身につけていただくことが当院での治療の根幹を成すものです。
 また当院の薬物処方の考え方では長期的にみて患者さんの利益につながらないことはしないということを重視しております。これは「効果があればそれでいい」という考え方を排除することと薬効よりも副作用や相互作用を十分に理解した上で薬物療法・薬剤選択を行うということです。後述するように症状の原因に対する治療を目指しているので、抗不安薬でとりあえず落ち着かせたり、眠れるまで睡眠導入剤を増やしたりといった症状をなぞるような治療は行っておりません。
 
2.「なるべく休まない」「困難な状況から逃げない」ということを重視しております
 これまでの臨床経験から心身疾患ではできる限り仕事を休まないことが重要と考えております。一旦休んでしまうと元の社会的機能を取り戻すことが非常に困難となる場合が多いためです。同じようにストレスという外因に余りに重きを置いて困難な状況が問題でそれを避けることで改善すること強調するような考え方は採用しておりません。例えば、「会社が原因で具合が悪くなっているなら会社をやめてしまえばいい」という考え方は幾らなんでも安易過ぎると思っているといったことです。

3.要するに・・・
 なぜ気分障害や不安障害が治らないかというと、以下の事が大きいように考えられます。
@ 気分の波が隠れている疾患を見落として単純なうつ病や単なるパニック障害などと誤診されている場合が多い
A 治療では抗不安薬が安易に処方されていることで、何となく良くなっているように見えてしまい根本的な解決に至らない、したがって「家では問題ないが、仕事に行くともたない」などという中途半端なレベルでの改善にしかならない。あるいは強い抗うつ薬が処方されることで見かけ上元気になったようでついオーバーペースで頑張りすぎてまた崩れてしまうなどです。ところで、気分の波の本当の原因は・・・本当の事はここでは書けません。
B 安易に仕事を休ませたり、ストレスを原因と決め付けそこから逃げることばかりが医療の名の下に指導されている


<薬物療法について>

1.当院の治療は短期的な効果よりも副作用や依存症などを作らないことを優先しております。その方が長期的に診て根治できる可能性が大きいと考えられるからです。

2.具体的に例を挙げるとベンゾジアゼピン系抗不安薬を安易に処方したり、一部の強い抗うつ薬を処方して(軽)躁状態を作っているのに改善したなどと錯覚したり、不眠症の患者さんに眠れるまで睡眠導入剤を強くしていったり増やしたりというやり方には賛成できないということです。

3.当院ではベンゾジアゼピン系抗不安薬以外にも下記の薬剤に関しては処方しない方針ですのでご了解ください。後発医薬品についても同様です。

@ デパス・ソラナックス・ワイパックス・レキソタン・メイラックス・リボトリールなどのベンゾジアゼピン系抗不安薬(ほかにももっとあります)
A ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤のうちハルシオン・ロヒプノール/サイレースなど急速に意識を混濁させ問題行動を引き起こしたり、依存性や筋弛緩作用が深刻なもの
B リタリン・ベタナミン・コンサータなどの中枢刺激薬
C ベゲタミンAおよびBのようにバルビツール酸剤を含む薬剤およびブロバリンのような依存性のある尿素系薬剤
D アナフラニール・トフラニール・サインバルタなど気分の波を大きくしてしまう恐れのある一部の抗うつ薬



Keio Clinic慶桜クリニック

〒321-0954
栃木県宇都宮市元今泉6-14-22
TEL 028-678-3383(予約専用)
初診・再診ともに 完全予約制です