今、企業にとって本当に必要なことは、弱いもの(従業員や下請け先など)を痛めつけて、
うまい汁(利益)を搾り取ることではありません。
その論理は、残念ながら、より強い企業には通用しないのです。
「いい会社を作りましょう」の伊那食品工業株式会社 (48年間連続増収増益)
「社員の7割が障害者の会社」である日本理化学工業株式会社 (ダストレスチョーク日本トップシェアの30%)
「日本でいちばん休みの多い会社」未来工業株式会社 (年間休日140〜143日、売上高経常利益率13%)
「全従業員を人生の勝利者に」ネッツトヨタ南国株式会社 (オールトヨタ販売店の中で1999年以降、顧客満足度ナンバーワン)
これらの企業は「たまたま」業績が良いのでしょうか?
偶然で、業績を維持できるものでしょうか?
上記の4つの企業はすべて「従業員を大事にしている会社」です。
しかし、従業員を大事にする = 従業員を甘やかせることでは、断じてありません。
「人間の幸せは、
人に愛されること
人にほめられること
人の役に立つこと
人から必要とされること」
人の幸せは、働くことによってこそ得られるものです。
働くことの意味は金銭的なものばかりではありません。いえ、金銭的なものはあくまでも「おまけ」です。
給料を高くすれば満足してよく働く、ということがないことをみれば、おわかりでしょう。
真の働く喜びは「非金銭的」なものにあります。
仕事の達成感
周囲(上司や同僚、家族、社会)からの承認
自己の成長
やりがいのある仕事
チームワークの良さ
このような「お金で買えない」ものにこそ、価値があり、喜びがあると思うのです。
1人の社労士に出来ることは限りがあるかもしれません。
しかし、1人の社労士でも顧問先にはそこで働く従業員さんや経営者の方、そしてその家族がいます。
1人の社労士でも、数千、数万人の人生に関わることができるのではないか。
志のある素晴らしい経営者のお役に立ちたい。
従業員さんが生き生きと働く会社を作ることが、
人の幸せを作り、素晴らしい会社を作り、素晴らしい社会を作ることにつながっていくんだ、
という信念をもって。
それが私個人の夢であり、働きがいであり、社会での役割だと考えています。
国際社労士事務所 AEパートナーズ
所長 海老澤 亮