2月の「幕末京都」 幕末日誌元治1 開国開城 HP内検索 HPトップ

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文久4/元治元年1月19日(1864年2月26日)
【京】島津久光、将軍家茂に初めて謁す。

【京】文久4年1月19日(1864年2月26日)、薩摩藩国父の島津久光が前越前藩主(&前総裁職)松平春嶽・前宇和島藩主伊達宗城と同道で二条城に登城し、将軍家茂と初めて面会しました

将軍は久光を座前に進ませ、昨年以来国事に尽力した労を賞し、感謝の意を表したそうです。

(この日の朝、薩摩藩士高崎猪太郎が越前藩邸を訪れ、久光に召命があったが未だ営中(将軍のいるところ)の事に不慣れなため、春嶽に同道を願いたいと依頼していました)。

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久光は文久2年に江戸に滞在していますが、当時は無位無官であり、江戸城に登城して将軍に謁見する資格がありませんでした。しかし、今回は、将軍入京(1月15日)の直前の13日夜に、朝廷より朝議参豫を命じられるとともに従四位下少将に叙任されており、その点はクリアされていました。

参考:『続再夢紀事』三、『島津久光公実紀』ニp190、『伊達宗城在京日記』p312(2009.1.5)


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