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文久3年1月3日(1863年2月20日)
【京】長州藩世子毛利定広参内

■長州藩
【京】文久3年1月3日、長州藩世子毛利定広が参内しました。定広は小御所で天盃(てんぱい:天皇から贈る酒盃)を与えられ、さらに特に白地の御衣(ぎょい:天皇の服)を与えられました

「攘夷勅諚に付き、彼是国忠周旋深く御満足叡感の事に候。尚亦国家のため尽力の儀、頼もしく思召され候。仍て別段の叡慮を以て御衣御古を賜り候。蛮夷等の儀に付き自然出陣もこれ有る節は直垂・陣羽織の類に着用これ有るべき由の御沙汰候事」(仮書き下しbyヒロ)

<ヒロ>
前日には守護職の松平容保がやはり戦袍か直垂に作り直すように緋の御衣を与えられていました。『京都守護職始末』によれば、武人に御衣が下賜されるのは異例のことで、徳川幕府になってからは空前のことであったそうですが、天皇はその異例で空前のことを2日連続で行ったことになります。

参考:『修訂防長回天史』(2004.2.21)

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