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文久3年1月10日(1963.2.27):
【京】一橋慶喜、所司代牧野忠恭らを従えて参内。
【江】越前藩中根雪江、江戸を出立して京都へ。

【京】文久3年1月10日、将軍後見職一橋慶喜が初めて参内しました

慶喜は所司代牧野忠恭(備前守)・高家中条信礼(中務大輔)らを従えて参内し、小御所で孝明天皇と対面し、天盃を与えられました。このとき、将軍・和宮・天璋院からの献上物を渡し、自身も、太刀・縮緬・馬(馬代500両)を献上したそうです。

参考:『徳川慶喜公伝』2(2001.2.22)
関連::■テーマ別:「将軍上洛下準備:京都武力制圧VS幕薩連合の公武合体派会議」 ■開国開城:「幕府の公武合体派連合(幕薩連合)策」 「後見職・総裁職入京-公武合体策挫折と攘夷期限

■将軍上洛延期運動
【江】文久3年1月10日、越前藩用人中根靱負(雪江)が、政事総裁職松平春嶽(前越前藩主)に先発し、江戸を出立し、京都に向いました

前日9日に江戸を発った薩摩藩士大久保利通(一蔵)と協力し、将軍上洛の3月中旬までの延期の朝命が下るよう周旋するためでした。

参考:『続再夢紀事』一(2004.1.24)
関連:■テーマ別:薩摩藩の将軍上洛延期運動

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