6月の「今日の幕末」 幕末日誌文久2 テーマ別文久2 HP内検索 HPトップ
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■勅使東下-将軍上洛問題 【江】文久2年5月13日、幕政参与の松平春嶽は、老中久世広周の上京要請を断りました。 この日登城した春嶽は、久世と会見しました。久世は春嶽が将軍家茂に代わって上京することを再度促しました。<一昨日(京都から)帰参した祐筆の中村又兵衛の報告及び所司代からの書簡によると、幕府が(将軍の)上洛を断れば勅使を東下させるという内意があるが、これは所司代が打ち消して置くので20日頃までには是非出立するように・・・とのことです。上京の上は一橋公の後見職・越前公の大老などの注文があるだろうとのことですので、御上京くだされますよう>春嶽は再度固辞しました。 ■慶喜の後見職就任問題 また、春嶽は、幕府による一橋慶喜の後見職任命を主張しましたが、老中久世広周は慶喜は「権謀智術」家であり幕府の為にならないと反対しました。
** また、この日、春嶽は御用部屋の評議に参加しました。(前日、春嶽は容保を同席させてはいかがと提案していましたが(こちら)、「再夢紀事」や『七年史』を読む限りでは、この日もどうも同席していない模様です) 関連:■開国開城:「薩摩の国政進出-島津久光の率兵上京と寺田屋事件」 「文2:勅使大原重徳東下との幕政改革」■テーマ別文久2年:「将軍徳川家茂上洛問題」「一橋慶喜・松平春嶽の登用問題と勅使大原重徳東下」「幕政改革問題」■越前藩日誌文久2 参考:『再夢紀事・丁卯日記』(2003.6.8) |
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