1月の「今日の幕末」 幕末日誌文久3 開国開城 HP内検索 HPトップ

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文久3年12月14日(1864年1月22日)
【京】後見職邸会議:長州家老伊原主計入京問題を議す。
大久保利通列席。井原に帰国を命じることを決める。
【伏】井原、三度入京を請願

■長州家老井原主計の入京嘆願
【京】文久3年12月14日、後見職一橋慶喜邸に集まった在京諸侯(春嶽・宗城・容保・稲葉正那・黒田慶賛)は長州藩家老井原主計に帰国して指図を待つよう命じることを決めました

この日、後見職邸では、長州藩家老井原主計が同月11日に勧修家雑掌に提出した書面(奉勅始末と嘆願書)を詮議する会議が開かれました。前越前藩主松平春嶽、前宇和島藩主伊達宗城候、京都守護職松平容保、京都所司代稲葉正邦、筑前藩世子黒田慶賛が参集しました。薩摩藩国父島津久光は風邪のため、藩士大久保一蔵(大久保利通を出席させました。席上、大久保は井原に帰国して指図を待つよう命ずるべきであると主張し、異論がなかったのでそのように決まりました(『続再夢紀事』)。『徳川慶喜公伝』によれば、長州の使者は謝罪ではなく弁解が目的であるので先ず帰国させるべきと決したそうです。

同日、伏見滞留中の長州家老井原主計は、入京嘆願書を三たび朝廷に提出しました

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参考:『続再夢紀事』二、『徳川慶喜公伝』2(2002/2/26)
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