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文久2年←　テーマ別幕末日誌（文久3年）　→元治元年

■薩摩藩の将軍上洛延期運動　■攘夷期限　■「天誅」と急進派の伸張・公武合体派の後退（2）　■浪士対策（言路洞開　浪士処遇（攘夷先鋒・幕府の扶助・取締）　足利将軍木像梟首事件　政変後の浪士対策）■親兵設置問題　■政令帰一問題（大政奉還か庶政委任か）失敗と春嶽解任・諸侯退京　■生麦事件償金支払＆第一次将軍東帰問題　■賀茂・石清水行幸＆攘夷親征　■朔平門外の変(急進派公卿姉小路公知暗殺）　■親兵設置＆御所九門・六門警備　■長州藩の攘夷戦争　外国船砲撃　（訊問使中根一之丞殺害）　■長州藩VS小倉藩　■第2次将軍東帰問題＆小笠原長行の率兵上京　■慶喜の後見職辞任問題　■越前藩の挙藩上京計画（越前・薩摩提携による政変計画）　■島津久光の召命と三度目の上京　■薩英戦争　■守護職会津藩の孤立と職権確立　　■大和行幸と禁門の政変　■政変直後の京都政局　■天誅組　■横浜鎖港問題(2)　■将軍・後見職の再上洛　■長州・七卿処分(1)　■政変後の長州（内訌・進発準備・家老の上京・嘆願）　■参豫会議へ　■中川宮に関する浮説　■浪士組の政治的側面　■板倉勝静(2) ■小笠原長行(2) ■大久保一翁(2)　■勝海舟（2）　■横井小楠（2）　■因幡藩主池田慶徳 ■吉井幸輔＠文久3
　
関連：○年表＆日誌■幕末日誌（文久3）　■守護職日誌（文久3）　■越前藩日誌（文久3）　■長州藩日誌（文久3） ■薩摩藩日誌（文久3）　　■慶喜日誌文久3 ■水戸藩　
○事件簿■守護職事件簿（文久3） ■越前藩事件簿（文久3） ■薩摩藩事件簿（文久3）　■長州藩事件簿文久3

言路洞開
文久2年◆◇12/9(1.28）【京】朝廷に国事掛設置/言路洞開の叡旨を廷臣に布告

文久3年
◆1/21【京】守護職松平容保、慶喜に言路洞開を説く。　◆2/1(3.20）守護職容保、後見職慶喜に言路洞開の必要性を再び説く。朝廷、諸藩に浪士取締の沙汰。◆2/3容保、慶喜から言路洞開の承諾を得る　◆2/4(3.22）容保、浪士対策として前関白の近衛忠照に言路洞開を建白　◆2/11【京】久坂玄瑞・寺島忠兵衛・轟武兵衛、鷹司関白に(1)言路洞開、(2)人材登用、(3)攘夷期限決定の三策を迫る/天皇、請願を勅許/容保、藩士に夜間の巡邏を始めさせる　◆2/13朝廷、国事参政・国事寄人設置　◆2/14(4.1)国事参政・寄人13名、在京諸大名の招集及び言路洞開を建言　　◆2/20(4.7）朝廷、学習院における草莽の建言を許す　

浪士処遇（攘夷先鋒・幕府の扶助・取締）
◆1/29【京】国事御用掛、諸藩に浪士攘夷先鋒を諮問　◆2/5容保、春嶽に、武田耕雲斎に浪士をまとめさせて攘夷先鋒にと提案/◆2/6春嶽、容保に異見があると伝える 　◆2/7【京】春嶽、浪士を制するために朝議を固めるよう促す鷹司関白宛ての建白を起草 ◆2/8慶喜・容堂・岡部長常・沢勘七郎・武田耕雲斎、浪士処遇を協議/　　◆2/9慶喜・容堂・容保・岡部長常・杉浦正一郎・沢勘七郎ら、浪士処遇を協議　◆2/10【京】春嶽、鷹司関白に浪士処遇の朝議確定を促す建白書を提出　◆2/13【京】春嶽・宗城、近衛前関白を訪ねて「過激疎暴の徒鎮撫方」密議

◆2/11容保、藩士に夜間の巡邏を始めさせる。◆2/14(4.1)慶喜・春嶽・容保・宗城、脱藩者は帰藩・主のない者は幕府が扶助、また勅諚による施行・違反者は厳罰という方針決定（＆浪士捕縛をめぐる春嶽と容保の対立→取締りは守護職の職掌確認）◆2/15【京】中川宮、慶喜・春嶽・容保・宗城に対し、浪士の意見を採用する三条実美の影響により、朝廷の幕府に対する嫌疑が強いことを伝える　◆2/16 【京】)鷹司関白、攘夷の気持ちを挫きかねないので勅諚は困難で、後見職一橋慶喜に任せたいこと、それでよければ伝奏から通達、と総裁職松平春嶽に返信/容保に不逞浪士取締・取締りを分担する藩の推挙の朝命/　◆2/17 【京】鷹司関白、容保に対し、十分配慮しての取締りを求める密書/春嶽ら、浪士処遇を任せてほしいと関白に返書　◆2/19朝廷、会津藩に学習院警戒に当らせる。　

足利将軍木像梟首事件
◆◇2/22(4.9）足利将軍木像梟首事件(1)/　◆2/25(4.12）木像梟首事件(2)容保、犯人捕縛を決意 ◆2/26(4.13）木像梟首事件(3)犯人捕縛（守護職の浪士対策、強硬策に転換）/　◆2/27(4.14）浪士対策(18)容保、浪士に勘違いしないよう町ぶれ/容保、浪士を攘夷先鋒として指揮下にと上書　◆3/1(4.18）木像梟首事件(4）長州藩世子、犯人の赦免を願出る。。◆3/6(4.23）木像梟首事件(5）会津藩士、犯人大赦に抗議/　◆6/23(8.7)【京】木像梟首犯の罪科が定まる

江州浪士鎮静問題
◆3/2(4.19)中川宮、江州参集の浪士を鵜殿鳩翁に鎮静させよとの内旨　◆3/3(4.20）朝廷より江州浪士鎮静は穏健にとの達文

守護職、残留浪士（壬生浪士）を預かる
◆3/10(4.27）容保、有志浪士差配を命ぜられる/芹沢・近藤ら残留浪士17名、会津藩に嘆願書提出　◇3/12(4.29）残留浪士組、会津藩お預りが聞き届けられる？/残留浪士組、近藤・芹沢らの清河暗殺計画？◇3/13(4.30）東帰浪士、江戸に向けて出立、浪士藤本鉄石ら、容保と面談。　◇3/15(5.2）残留浪士、正式に会津藩預に

政変後の浪士対策
◆10/1(11.11）伝奏、容保に浪士取締の命を幕府親藩に伝えさせる（外様へは朝廷が直接布告）　◆10/6(11.16）諸藩に対し、公卿入説の藩士・浪士取締の朝命 　◆1１/4(12.14）　伝奏より諸藩に浪士取締厳重の沙汰　◆11/6(12.16）　伝奏、浪士取締の回達書を諸藩に/所司代、浪士取締の方法を諸藩に示す/幕府、長州藩に潜伏藩士取締を命ず　◆12/6(1.14）朝廷、浪士処置を呈示　◆12/8(1.16）−朝廷、浪士取締を厳達

親兵設置問題　　
○文久2年
◆文久2年9/30【京】在京土佐藩有志、親兵設置建白を内決　◆10/１【京】在京土佐藩・長州藩急進派、親兵設置を協議。　◆10/2【京】在京薩摩藩急進派、親兵設置提議に同意。◆10/5【京】在京薩長土有志連署で親兵設置を建白　◆11/27【江】別勅使江戸城入城・攘夷と親兵設置の勅諚伝宣　◆12/4【江】勅使、早々に攘夷・親兵設置を決定・布告し、攘夷の策略・期限を翌春までに言上するようとの沙汰を伝える　◆12/5【江】家茂、攘夷奉承・親兵設置の沙汰は拒絶。◆12/7【江】勅使、親兵設置要求を貫徹せぬまま、江戸を出立

○文久3年
◆2/22【京】慶喜、親兵は守護職の指揮下、畿内諸大名に勤めさせたいと上言　◆2/23 【京】朝廷、親兵設置を議論　◆2/27【京】慶喜・春嶽、諸侯に諮問＆「天下之公論」による決定を朝廷に具申。朝廷、諸侯帰国時の朝廷守衛の兵の差出しを命ずる（実質的な親兵設置の沙汰））/　◆2/28(【京】長州藩、石清水行幸（親征）及び親兵差出を建議/　◆3/1【京】長州・伊藤俊輔（博文）、土佐・吉村寅太郎、清河八郎に親兵設置周旋を依頼。◆3/4【京】将軍徳川家茂入京（おさらい：将軍上洛）　◆3/6(423）親兵(12)朝廷、親兵設置を許す　◆3/14【京】幕府に親兵設置の朝命　◆3/18【京】親兵設置の幕命（10万石以上の大名に対し、1万石あたり1人）（おさらい：親兵設置）　◆4/3【京】親兵設置：三条実美、京都御守衛御用掛就任（諸藩親兵統括）/幕府、同年の京都守衛諸侯及び警衛担当時期を通達　

◆6/16【京】攘夷監察使、正親町公菫、親兵45名を引率して出京　◆7/1【京】三条実美、真木和泉に親兵番所等を相談。◆7/3【京】因幡藩主池田慶徳参内。三条実美より宮中に撃剣場創建の相談あり。◆7/5【京】慶徳、宮中に諸藩親兵・有志の武学寮建設を建白　◆7/7【京】急進派公卿、慶徳に宮中撃剣場創建等を諮問　◆7/20【京】諸藩(27藩）親兵の内講六門警備開始

御所九門・六門警備体制　　■豆知識「御所の九門・六門」
◆5/14 御所近隣出火。朝廷、御所付近出火時の堂上の非常参内を命じる。◆5/15【京】諸藩に出火時の御所九門外・六門の警衛を命じる 　　◆5/20(7.5）【京】◆朔平門外の変（国事参政姉小路公知暗殺）会津藩御所九門全門警備担当を申し入れ　◆5/21【京】朝廷、諸藩に外講九門外警備を命令（備前・薩摩・因幡・水戸・仙台・長州・肥後・土佐・阿波。会津藩は含まれず）　◆5/26【京】薩摩藩田中新兵衛自刃。　◆5/27【京】朝廷、会津・所司代・中津・米沢・芸州に御所六門警備＆番所建設を命じる令（守護職・所司代は西側唐門・清所門・准后門）/同日以前に水戸藩の蛤門警備免除→会津藩へ ◆5/29(薩摩の乾門（外）警備罷免(出雲松江藩に交替）。薩摩関係者の九門内往来禁止の通達　◆6/11【京】薩摩藩士、九門内（築地）の往来を許される　◆6/28【京】十津川郷士、武家伝奏の附属となる　◆7/1【京】三条実美、真木和泉に親兵番所等を相談。◆7/3【京】因幡藩主池田慶徳参内。三条実美より宮中に撃剣場創建の相談あり。◆7/5【京】慶徳、宮中に諸藩親兵・有志の武学寮建設を建白　◆7/7【京】急進派公卿、慶徳に宮中撃剣場創建等を諮問　◆7/14【京】水戸・肥後・因幡・姫路藩有志、連署して、薩摩藩九門内往来＆召命の中止を建言◆7/20【京】諸藩(27藩）親兵の内講六門警備開始　◆7/23【京】久留米・薩摩・盛岡・芸州・小田原・佐倉・水戸・因幡藩、交替で唐門内の警衛開始。

◆8/18(9.30）【京】禁門の政変（8.18の政変）薩摩藩の乾門警備復帰、長州藩の堺町門警備罷免（所司代・淀藩が代わる）　◆8/19【京】九門中、中立売・今出川・清和院の三門が開かれる　◆8/24【京】外講九門・内講六門開かれる。九門往返の許可。会津藩、唐門・清所門に蛤門の藩兵を割く/」

親兵解散
◆8/25【京】薩摩・土佐、親兵解散を建議　 　◆9/5【京】親兵解散/朝廷、十津川郷士に天誅組追討令

政令帰一（大政委任か大政奉還か）失敗と春嶽らの退京　２〜3月

文久2年の関連ファイル「国是決定奉勅攘夷ＶＳ開国上奏」

庶政委任問題
◆2/19 【京】春嶽、政令帰一（大政委任か大政奉還の二者択一）を慶喜らに論じ、意見一致　◆2/20【京】慶喜・春嶽・容保・容堂、政令帰一を論じに鷹司関白邸訪問(翌21日に持ち越し）　　◆2/21【京】慶喜・春嶽・容保・容堂、鷹司関白・近衛前関白に政令帰一を迫る。関白、決断できず、御前会議開催にも難色を示す。将軍上洛時には大政委任の沙汰が下るよう取り計らうと述べる　◆3/4【京】将軍徳川家茂入京（おさらい）二条城で政令帰一の会議。◆3/5【京】慶喜、将軍名代として庶政委任の親勅（口頭）獲得。鷹司関白による勅語書取りは「征夷将軍の儀」委任と攘夷尽力/春嶽、将軍に謁し、将軍辞職の意見書提出　◆3/7【京】将軍家茂、参内。庶政委任の勅書が下賜される（「征夷将軍の儀」委任、攘夷尽力＋事柄に寄り、直に諸藩へ沙汰）/　

春嶽の総裁職解職と公武合体派諸侯の退京
◆2/30【京】 春嶽、重臣に諮り、将軍上洛後の総裁職辞職を内決/　◆3/3【大津】春嶽、将軍家茂を出迎え、自らの辞意を伝え、将軍辞職を勧告　◆3/5【京】春嶽、将軍に謁し、辞意と将軍辞職の意見書提出 ◆3/9【京】春嶽、総裁職辞表（内願書）を幕府提出（朝廷には幕府からの説明を求める）おさらい：上京〜辞表）　◆3/10【京】伊達宗城、春嶽辞任の翻意を訴える　◆3/11【京】将軍の滞京延期＆後見職か総裁職帰府の沙汰　◆3/12【京】朝廷、後見職・総裁職一方の両日中の退京・帰府を催促/慶喜・老中格小笠原長行ら、春嶽に留任を勧告&生麦事件償金に関する薩摩藩への周旋を依頼/薩摩藩高崎猪太郎、越前藩邸訪問.久光着京即日の対面要請。春嶽、断る　◆3/13【京】春嶽、中根靭負を二条城に遣わし生麦事件に関する薩摩藩への「裏面の周旋」を断る（板倉対応）　◆3/14【京】鎖港交渉のための春嶽帰府の朝命/久光入京　◆◇3/15【京】春嶽、板倉老中を呼び出し、将軍辞職・政権返上覚悟で難局に当たれと説く。板倉、同意して慶喜と検討すると回答/重臣、老中に帰府の朝命を断るよう求める/総裁職辞任再願　◆3/17【京】容堂、春嶽に、将軍の「敵地」脱出までの在職を勧告。春嶽、断る　◆3/18【京】越前藩、慶喜に解職の沙汰を待たずに帰国の方針を告げる。慶喜21日まで待つよう要請/久光、朝幕に上書を出して退京　◆3/21【京】春嶽、総裁職辞任届け捨てのまま離京（おさらい）　◆3/26【京】容堂退京/幕府、春嶽の総裁職罷免・逼塞処分　◆5/17【江】幕府、春嶽の逼塞・茂昭の差控、解除。

→■越前藩の挙藩上京計画（越前・薩摩提携による政変計画）に続く

関連：開国開城将軍家茂入京-大政委任問題と公武合体策の完全蹉跌

生麦償金支払い問題＆第一次将軍東帰問題（１〜5月）

関連■「開国開城」「生麦事件」　■テーマ別文久2「生麦事件」

英国の要求
◆1/29【江】米国公使、近日の英国艦隊入港を幕府に告げる ◆2/3【江】英国艦隊、横浜に入港 ◆2/9【江】幕府、将軍は13日に東海道により上洛と公布 ◆2/19【江】英国、20日以内（3/8日期限）の謝罪と償金を要求　　◆2/23【京】在京老中、返答期限延期交渉を指示　◆2/24【京】慶喜・春嶽ら、将軍帰府の上での返答＆英国への期限延期申入れを議定/幕府、薩摩藩に英国の要求に対する心得を達す　◆2/25【京】薩摩藩吉井幸輔・藤井良節、京都を出発

第一次将軍東帰問題
○攘夷期限設定
◆2/11【京】慶喜、朝廷に攘夷期限を約束（将軍退京10日、帰府後20日以内の攘夷）　 ◆2/12【京】朝廷、将軍滞京を10日とする沙汰　◆2/14 (4.1)【京】容堂・容保・春嶽・慶喜、攘夷期限を4月中旬とする上書を提出　◆2/26【京】慶喜・慶勝・春嶽ら、鷹司関白に、(1)開戦の覚悟を定めること、(2)天皇に直接奏上の機会を設けること、(3)江戸守衛のため水戸藩主慶篤に帰府を命じること、(4)諸侯帰国の暇を出すことを求める上書　◆2/27【京】朝廷、和宮守護のための水戸藩主東帰を命じる。諸侯帰国暇の達し・天皇への直接奏上は叶わず。/　◆2/28【京】幕府、在京諸侯に帰国の達し　◆2/29【京】水戸藩、東帰の議論。桂小五郎の使者到着　◆3/4【江】幕府、関八州の大名・旗本に覚悟を命じる./将軍入京。　◆3/5【江】幕府、在府大名に開戦覚悟を達する　

○将軍滞京延期運動
◆3/8【京】慶喜、京都守衛（摂海防御）の将軍滞京と江戸防衛のための水戸藩主東帰を奏請（10日説あり）　◆3/11【京】公武一和のための将軍の滞京延期＆江戸防御のための後見職あるいは総裁職帰府の沙汰　◆3/12【京】朝廷、後見職・総裁職一方の両日中の退京・帰府（当初将軍滞京10日以内）を催促/慶喜・老中格小笠原長行ら、春嶽（9日辞表提出）に留任勧告&生麦事件交渉周旋を依頼。小笠原、「攘夷拒絶」は実行不可能と語る　 　◆3/13【京】春嶽、生麦事件に関する薩摩藩への「裏面の周旋」を断る　◆3/14【京】春嶽に鎖港交渉のための帰府の朝命　

○将軍東帰運動
◆3/15【京】(5.2）外国奉行並柴田貞太郎、慶喜らに生麦事件交渉経緯を説明し、将軍帰府を促す（おさらい：将軍滞京延期運動） ◆3/16【京】幕府、将軍の21日出立を内決 ◆3/17【京】幕府の将軍東帰奏請。朝廷、滞京・摂海攘夷を求める/容保、将軍滞京の意見書を大目付岡部長常に提出 ◆3/18【京】将軍東帰抑留＆大坂で生麦事件交渉の沙汰/ ◆3/19【京】孝明天皇の親勅により、東帰中止。戦争は好まずとの直喩。また、摂海攘夷指揮の勅は偽勅と判明/容保、辞職を決意」 ◆3/20【京】慶喜、償金支払の沙汰書を求める。 ◆3/21【京】慶喜＆老中、将軍東帰の再願 ◆3/22【京】将軍滞京の三度目の勅＆将軍東帰を中止（おさらい：将軍東帰運動）会津藩・水戸藩・尾張藩、将軍東帰を極諌/長州藩、摂海戦守御備12か条提出/水戸藩に東帰・攘夷戦争指揮の朝命/芹沢・近藤ら残留浪士、老中板倉勝静に将軍滞京の直訴（＆諸藩の東帰・償金支払のスタンスの表）

○水戸藩主徳川慶篤の東帰
◆3/23【京】幕府、水戸藩に東帰・外国処置委任を達し、家老大場一真斎に慶篤に随従して帰府し、江戸警衛に当るよう命じる/容保、老中に、水戸藩に全権委任するようにとの意見書を提出 ◆3/24【京】慶篤参内。将軍目代として攘夷を成功させるようにとの沙汰/慶喜、大場一真斎に無謀の攘夷はせぬよう達す/老中格小笠原長行、東帰のため退京。 ◆3/25【京】将軍目代水戸藩主徳川慶篤、江戸に向うため退京/ ◆3/27)【京】外国奉行竹本甲斐守、着京。英国の態度軟化を告げる/

償金支払い
○慶喜退京と老中格小笠原長行の償金支払
◆4/6【江】老中格小笠原、江戸到着　◆4/11【江】水戸藩主徳川慶篤、江戸到着　 ◆4/21【江】幕府、生麦事件償金支払決定　◆4/20【京】幕府、将軍家茂の退京・慶喜東帰とひきかえに攘夷（拒絶）期限5月10日を布告　◆4/22【京】慶喜、破約攘夷実行のため江戸へ（会津藩の反対聞き入れられず）　 ◆5/3【江】）幕府の生麦事件償金支払い期限・延期交渉　◆5/4【江】幕府（江戸）、海岸守衛諸侯に警戒よびかけ。　◆5/8【横浜】老中格小笠原長行、独断で償金支払い(慶喜との黙契）/慶喜、江戸着。　　◆5/9【京】攘夷期限前日-朝廷、海防に関する朝旨三か条を幕府に伝える　

○慶喜の後見職辞表
◆5/14【江】慶喜、攘夷の実効を上げられないことを理由に、後見職辞表を朝廷に提出　◆5/19【京】慶喜の辞表の報、京都に届く/【江】償金支払弁明のため、小笠原、上京の途に　◆6/24【江】慶喜、薩長処分の意見が容れられず再度の後見職辞表提出　

○薩英戦争
◆6/22【横浜】英国代理公使ニール、艦隊を率いて横浜を出港　◆6/23【江】幕府、在江戸薩藩家老喜入摂津に、英国艦隊の横浜出の藩に急報・穏便な措置を命ず　◆6/28【薩】英国軍艦７隻鹿児島湾入港 ◆7/2【薩】薩英戦争勃発　◆7/5薩摩藩、交戦状況を朝廷に報告　◆7/8【江】英国公使、戦況を幕府に報知 ◆11/1薩摩藩、生麦賠償金七万両を支払う

→■第2次将軍東帰問題＆小笠原長行の率兵上京に続く

関連：開国開城「幕府の生麦償金交付と老中格小笠原長行の率兵上京」

長州・七卿処分問題

◆8/18(9.30）禁門の政変（8.18の政変） ◆8/19(10.1）七卿の都落ち　◆8/2【京】因備両藩主の長州擁護の上書　◆8/24【京】七卿の官位停止　◆8/26【京】在京諸大名の召集。「18日以降の勅が真」と伝宣。七卿、三田尻に到着　　◆8/29【京】朝廷、長州藩主父子への沙汰伝達（長州退京の朝命）

■長州・七卿処分問題
◆9/21(11.2）(1)長州処分に関わる幕議　◆9/28【京】(2)容保に対し、在京潜伏長州藩士取締の勅命　◆10/2【長】(3)七卿、三田尻を通過する筑前藩世子に朝政回復の周旋依頼p554　◆10/4【長】(4)吉川監物、筑前藩世子に長州藩主父子寛典の周旋依頼pp555◆10/22【京】(5)春嶽、薩藩高崎猪太郎に長州処分は寛大にすべきと語る　◆11/1(12.11）(6)春嶽、薩藩小松帯刀に長州処分は朝議次第と語る　◆11/3【京】(7)筑前藩黒田山城、久光を訪問し、薩長の間、七卿と中川宮の和解を図ることを提案　◆11/6【京】(8)春嶽、長州・七卿処分は国是を決定した上で長州・七卿処分あるべきとの久光の意見に同意する旨を薩藩高崎猪に告げる。/幕府、長州藩に潜伏藩士取締を命ず/◆11/7【京】(9)肥後藩長谷川仁右衛門、越前藩訪問。 長州＆七卿処分に関する諸侯協議は慶喜着京を待つことに ◆12/6(1.14）【京】将軍再上洛(16)中川宮ら、慶喜・春嶽・宗城・久光・容保らに将軍上洛督促の朝命・長州処分について諮問

→テーマ別元治１「長州・七卿処分」

政変後の長州　進発準備＆家老の入京歎願

◆8/18(9.30）禁門の政変（8.18の政変） ◆8/19(10.1）七卿の都落ち　◆8/23【京】因備両藩主の長州擁護の上書　◆8/24【京】七卿の官位停止　◆8/26【京】在京諸大名の召集。「18日以降の勅が真」と伝宣。七卿、三田尻に到着　　◆8/29【京】朝廷、長州藩主父子への沙汰伝達（長州退京の朝命）

■内訌（恭順論の保守・穏健派失脚）
◆8/29穏健派（坪井-椋梨派）の椋梨藤太・三宅忠蔵・中川宇右衛門ら、藩主敬親に藩庁要路を弾劾　◆8/30)【長】内訌(2)椋梨ら、直目付毛利登人・前田孫右衛門・表番頭格周布政之助の罷免要求　◆9/1(10.13)【長】毛利登人・前田・周布、罷免　◆9/9【長】激怒した高杉が、奇兵隊による武力行使を示唆し、藩庁、毛利・前田・周布を復職p543　◆9/10【長】高杉、政務役雇にp544　◆9/15【長】長嶺・楢崎、政務役にp544　 ◆9/27【長】長州藩、保守派椋梨・中川・三宅ら（周布派の政敵）に隠居や遠島を命ずる　◆10/28【長】周布派の政敵坪井に死罪が言い渡される。妻や子の竹槌夫婦が羽島訪問したことを「結党強訴」の罪に問われた。長男は遠島。孫は士分剥奪・城下追放。p544 ◆11/9【長】周布派の政敵、坪井九右衛門が野山獄で処刑される。p562

■即時進発論ＶＳ自重論
◆9/16【長】長州藩、世子定広の上京を決定　◆9/20(11.1):【長】高杉、三田尻の七卿に世子定広上京決定を報せる。七卿、再び奇兵隊拝借を要請/中岡慎太郎来るp549　◆10/1【長】藩士に「君側の奸」を除くと達す　◆10/3【長】進発(4)はやる奇兵隊に下知を待てとの諭書p553。◆10/10【長】藩士に世子上京の随従を予め達す（久坂・木島随従を命じられる）　◆10/22(12.2）【長】真木和泉、率兵上京三策を七卿に建策(藩庁、周布・桂・高杉らは尚早論）　◆10/26【長】六卿、三田尻から山口の氷上真光寺に移る（暴発を防ぐため）。

■家老の上京嘆願
(1)根来上総の上京
◆8/29【長】家老根来上総、藩主の嘆願書を携えて山口を出立　◆9/13【坂】家老根来、嘆願書を携え大坂着。　◆9/14朝廷、根来の滞坂を命じるp552◆9/17(10.29)【京】朝廷、根来の入京不可。政変当日の毛利元純らの挙動の取調べを命じる　◆9/19【坂】藩邸、根来上京不可の朝命に従うことを決める　◆9/23京都留守居役乃美織江、長州藩の嘆願書を歓修寺家を通して朝廷に提出（おさらい）。/◆10/23【長】根来、入京しないまま山口着。

(2)井原主計の上京
◆10/27【長】藩主敬親、家老井原主計に入京・嘆願（奉勅始末）提出を言い含める　◆11/8【長】家老井原、奉勅始末及び取調書提出に上京へ。久坂も随従（おさらい）　◆11/15【京】乃美、朝廷に井原の入京許可を請う　◆11/19【京】乃美、再び入京許可を請う　◆11/26【京】井原、朝廷に入京嘆願/ ◆11/27【伏見】井原家老、伏見に到着　◆11/28【京】一橋慶喜・松平春嶽・伊達宗城、会藩公用方秋月悌次郎の強硬意見を容れ、長藩家老井原の入京不可を決める。　　◆11/29【京】春嶽、会津藩に同藩士が伏見に赴くことを提案（秋月、会長の関係を理由に断る）　◆12/1【京】伏見の伊原、再び入京嘆願/慶喜・春嶽・宗城・久光、伏見に送る者を詮議。会藩秋月同席。秋月退席後、朝廷執次＋所司代家臣派遣を決定　◆12/3【京】朝廷、伏見に執奏家雑掌を送り、聴取させる旨を達す　◆12/6（1.14)【京】)井原、三度目の入京嘆願 ◆12/11【伏】京都所司代所司代公用人、伏見の井原家老と面談、入京嘆願の請願を受ける。　◆12/14【伏】井原家老、四度目の入京嘆願/慶喜邸参集の在京諸候、井原の帰国を命ずることを決定　◆12/16【伏】井原家老帰国の朝命　◆12/19【伏】井原家老、五度目の入京嘆願・朝廷、慶喜と容保に諮問　◆12/20(1.28)【京】朝廷、歓修寺経理を藤森神社に遣わし、井原の口上を聴取することを決定 ◆12/21(1.29)【伏見】嘆願(25)勧修寺経理、藤森神社で井原の陳情を聴取（おさらい）/井原の自尽を恐れ、藩主毛利敬親、下坂して後命を待つことを命じる571　◆文久4年1/21　井原、入京をあきらめて下坂。

朝廷参豫会議へ

慶喜入京前
◆10/3【京】薩摩藩国父島津久光入京/　◆10/15【京】久光、中川宮に(1)永世不抜の基本を立てるべき、(2)国是決定には列藩上京による「天下の公議」を採用すべきとの建白　◆10/18【京】前越前藩主松平春嶽入京　◆10/19(【京】春嶽、容保訪問/島津久光、春嶽に幕府が「私」を棄てることの重要性、賢明諸侯の会同、横浜鎖港反対等について意見を述べる。また、幕薩関係改善の仲介を依頼/　◆10/20【京勝海舟、春嶽に持論に変化がないかを質す/　◆10/22(12.2）:【京】春嶽、山内容堂に上京を促す/春嶽、薩摩藩高崎猪太郎に幕府は「天下公共の理」に基づき速やかに「私」を脱却すべきだと語る。【京】大久保一翁、春嶽に「公議所」設置を提言　◆10/24【京】春嶽、伊達宗城の上京を促す書簡　◆10/26【京】春嶽、容堂に再び上京を促す　

◆11/1(12.11）二条斉敬右大臣・薩摩藩小松帯刀、春嶽に国事の意見をきく。春嶽、朝幕が「私」を棄て「天理」に基づくこと、政体は衆議で決定することなどを述べる」　◆11/2【坂】慶喜、着坂　◆11/3【京】伊達宗城入京/春嶽、参内/筑前藩黒田山城、島津久光を訪問し、薩長の間、七卿と中川宮の和解を図ることを提案　◆1１/4【京】宗城、春嶽に書簡　◆11/5【京】土佐藩下許武兵衛、春嶽訪問　◆11/6【京】薩摩藩高崎猪太郎、春嶽訪問　◆11/15【京】孝明天皇、島津久光に密勅2１条を下す/久光、朝廷に永世不抜の基本を立てるよう再び建白？　

慶喜入京後
■「覚書9「朝廷参豫関連会合一覧（文久3年11月〜元治1年4月）」
◆11/26【京】将軍後見職慶喜入京。春嶽、慶喜と会談（薩摩藩への嫌疑、中川宮・会・薩への報酬、江戸における守旧派・板倉勝静罷免問題、家茂VS慶喜/一翁の書簡　　◆11/29【京】久光、密勅の奉答書を近衛前関白に提出。

◆12/5【京】後見職邸会議：薩摩藩、賢諸侯を議奏にと提議。 ◆12/8【京】慶喜、春嶽に、新総裁職松平直克が将軍上洛時に幕権回復を企図していることを告げ、その善後策を相談 ◆12/18【京】中川宮・松平春嶽・伊達宗城、政事総裁職松平直克上京の際は幕府の旧習への回復は非だと説得すること、島津久光叙任などを話し合う/近衛忠房と久光養女貞の婚姻 　◆12/21【京】中川宮邸会議：慶喜・春嶽・宗城らの朝議参加（名称は例えば参謀）、久光の叙任等を協議/　◆12/22【京】春嶽、慶喜に幕習から脱した「創業」・政体の基本は衆議の上確定を確認・二条城の諸侯集会決定/　◆12/24【京】越前藩中根雪江（靱負）、一橋用人平岡円四郎と諸侯会議の運営方法を協議　◆12/25【京】二条城にて有力諸侯会議。朝議参豫の名称について協議/横浜鎖港談判使節(4)前宇和島藩主伊達宗城、前越前藩主松平春嶽に使節派遣延期・諸侯会議で開国・鎖国決定を入説【京】越前藩主松平茂昭上京/ ◆12/26【京】中根雪江、慶喜訪問 ◆12/28【京】前土佐藩主山内容堂入京/ ◆12/30【京】慶喜・春嶽・容保・容堂・宗城、朝議参豫に任命される/芸州広島藩世子入京

→元治元年「参豫会議」に続く

中川宮に関する浮説

◆12/3【京】(1)孝明天皇、中川宮に浮説の真偽を問う/　◆12/4【京】(2)中川宮に浮説は気にせず扶助せよとの宸翰/中川宮・容保天誅の落書/　◆12/5(1.13）【京】(3)在京諸侯連署の中川宮擁護の上書提出を決定　◆12/7【京】(4)容保ら、慶喜とともに中川宮擁護の奏聞書

勝海舟＠文久3年

⇒「勝海舟＠文久2年」から続く

＞老中格小笠原長行を海路送って滞坂中→将軍等要人海路上京のため帰府
◆1/1　龍馬、近藤長次郎、千葉重太郎他1名を大坂経由で京都に帰す。龍馬に「愚存草稿」を託し、「或る貴家」に内呈させる。◆1/8(2.25）【坂】老中格小笠原長行、勝海舟らとともに着坂、上陸　◆1/10【坂】小笠原長行旅宿に勘定奉行（津田左近）・外国奉行（菊地伊予）・大坂町奉行（川村壱岐・島井越前）・軍艦奉行並勝海舟、目付松平勘太郎が集まり、海岸防御を議論。勝「大抵我議に因る」と記す　◆1/11【坂】勝、7日付の江戸からの手紙で、将軍・春嶽・容堂海路上京のための早期帰府を促される　◆1/15【下田】勝海舟、海路上京中の容堂と面会し、坂本龍馬脱藩の許しを求める　◆1/16(3.5)【江】勝、順動丸品川着　

＞二度目の海路上坂（松平春嶽を順動丸で送り届ける）→帰府
◆1/22【江】松平春嶽、順動丸で海路上京の途につく。（勝海舟同行）・目付杉浦順一郎・龍馬も？◆1/29【坂】政事総裁職松平春嶽、海路着坂。　◆2/1【坂】勝、春嶽の旅宿を訪ね、天下の形勢を論じる　◆2/2【坂】勝、春嶽の招きで旅宿を訪ね、「江戸の閣老への御談三条」をきく。日記p73　◆2/5【坂】江戸便で将軍出立が繰り上げになったので早期帰帆を命じられる　◆2/6【坂】勝（順動丸）出帆、◆2/11【江】勝帰宅、海路上京中止を知り憤る　◆2/12【江】登城。大坂砲台築造の命。朝廷・幕府のための海軍興起について日記に記す　◆2/24勝（順動丸）出帆（軍艦組出役・勝門人、大坂台場取立御用佐藤与之助同行）、

＞三度目の海路上坂（順動丸）
・砲台設置
◆2/25【坂】着坂　◆2/28【坂】小笠原長行訪問。砲台設置場所の検討。足利将軍木像梟首事件犯人逮捕を聞く （小笠原は翌日上京と記す）◆2/30 順動船で兵庫。砲台設置場所決定p77。◆3/1 陸路西宮へ。砲台設置場所決定。船で大坂へ。（◆3/4【京】将軍徳川家茂入京）◆3/14【坂】小笠原下坂・帰府の情報を知らされる　◆3/15【坂】小笠原下坂。旅宿で生麦事件対策会議。咸臨丸着坂の噂。◆3/17【坂】勝、小笠原が再上京したことを知る。◆3/20坂本龍馬、勝海舟門下であると書簡に認める。（◆3/21【京】春嶽、総裁職辞任届け捨てのまま離京）◆3/28 【坂】長州藩井上聞多・山形荘蔵が来て摂海防衛・対馬危険の情勢を論じる。◆3/29【坂】桂小五郎来る。勝、海軍興起を論じる。◆4/5【紀州】和歌山城へ。藩主に拝謁。◆4/6　砲台設置場所を決める。財政難。（◆4/11【京】石清水行幸）◆4/14【坂】帰坂

・将軍・姉小路公知摂海巡視＆神戸海軍操練所許可
◆4/20【京】幕府、朝廷に攘夷（拒絶）期日は5月10日と返答【坂】目付松平勘太郎より、将軍摂海巡視の書付がくる　◆4/21【坂】将軍着坂。勝登城/◆4/22【坂】勝登城。明日順動船で西宮当たりの巡視を決定。◆4/23【坂】将軍、順動丸で摂海巡視。 勝海舟に神戸海軍操練所の建設を許可する/姉小路公知、摂海巡視のため、長州・肥後藩士らを率いて下坂/　◆4/24【京】神戸海軍操練所・造船所建設の幕命/　◆4/25【坂】勝、姉小路と面会。摂海警衛の事を聞かれ海軍の重要性を説く。順動船で兵庫へ。◆4/27【坂】長州藩桂小五郎・対馬藩大島友之丞、勝を訪問/勝登城。姉小路巡視の顛末・議論を報告/神戸村海軍所に土着（大船手）統合の達し（予算年三千両）。　◆4/28勝、順動丸で将軍を紀淡方面に案内（船中泊）◆4/29将軍帰坂　◆5/1【坂】姉小路を訪ね、海軍・砲台のことを申す。会津建議の八幡・山崎関門修築を命じられる　◆5/4【坂】将軍、順動丸で明石方面へ。◆5/7【坂】対馬藩士大島来訪。◆5/8【坂】登城（【江】老中格小笠原、独断で生麦事件償金支払い命令）、◆5/9【京】朝廷、海防に関する朝旨三か条を幕府に伝える/ （勝、姉小路の奏聞の結果だと感激） （◆5/10攘夷期限。【長】下関で米国船ペンブローグ号砲撃）　

・上京
◆5/11【京】将軍、摂海巡視から京都に戻る（勝同行）　◆5/15【京】勝、容保に謁し、八幡・山崎関門修築を協議/　◆5/16【京】龍馬を越前に派遣（村田氏寿宛の海軍教授資金援助依頼）　◆5/18【京】越前藩千本弥三郎・用人中根雪江来訪。（続）◆5/19【京】登城。生麦償金支払いの噂をきく。（◆5/20【京】朔平門外の変（１）国事参政姉小路公知暗殺））　◆5/21【京】登城。姉小路暗殺を聞き歎息。◆5/22【坂】登城。長崎の製鉄所を操練局附属とする沙汰。土佐藩吉村虎太郎来る　◆5/23【京】登城。板倉老中と神戸操練局について打ち合わせ。小笠原長行率兵上京の噂。門生4人上京。◆5/24京都出立　

＞小笠原長行率兵上京と将軍の海路東帰（順動丸）
◆5/25川船で着坂。　（◆5/27(7.12）【京】坂本龍馬、中根雪江に春嶽の上京を促す）　◆5/30【坂】小笠原長行、朝陽丸で海路着坂（軍艦奉行並矢田堀鴻指揮）　◆6/1【兵庫】勝、矢田堀に経緯を聞く（【坂】老中格小笠原率兵上陸/【長】米軍艦ワイオミング号、長州に報復)　◆6/6【京】勝上京。登城。◆6/7【京】登城。永井尚志訪問（閑居中）。小笠原率兵上京問題を相談　◆6/8【京】登城。小笠原処分に下坂する将軍に先んじた下坂を命じられる　◆6/9【坂】着坂。松本良順に長崎の話を聞く/将軍家茂退京＆下坂。将軍着坂後、勝登城。◆6/11【坂】登城。兵庫から咸臨丸が来る。浅野伊賀・大久保豊後と密談。江戸から鯉魚門丸（老中酒井飛騨等）　◆6/13【坂】将軍大坂城を出て海路江戸へ（順動丸・勝指揮）

＞江戸
◆6/16)【江】品川着。◆6/25【江】米国医師の小笠原率兵上京批判の伝聞を記す　◆7/13【江】佐藤与之助・坂本龍馬に手紙を書く　◆7/14【江】引きこもり中の軍艦奉行木村を訪ねる ◆8/7　大坂からの手紙（長文）を日記に記すp104(230) ◆8/8【江】板倉老中に面会。鎖港問題に関する意見を述べる　◆8/13【江】勝海舟・木下謹吾、海陸御備向御用取扱に追加（他、水野老中、若年寄稲葉、目付池田修理・杉浦正一郎。15日に板倉老中）　◆8/15【江】外国対策の会議（慶喜、海陸御備向等）。勝、勝算はないが上下必死の覚悟で戦うことを主張（【京】「大和行幸(攘夷親征)」の詔公布）　◆8/17【江】江戸海軍のストライキをなだめる　

＞四度目の海路上坂（禁門の政変後。老中酒井忠績上京）
（◆8/18【京】禁門の政変（8.18の政変））　◆8/23【江】勝、京都の政変を知る。板倉老中に将軍即時上京を談判。◆8/27【江】酒井老中の海路上京指揮を命じられる　◆9/9【坂】老中酒井忠績・軍艦奉行並勝海舟ら海路着坂（順動丸）　◆9/10【京】勝海舟、春嶽に上京を促す書簡を認める　◆9/15【越】勝海舟の使者近藤長次郎、福井到着。春嶽の上京を促す　◆9/21【兵】桂小五郎と会談。◆9/22【兵】会藩中沢帯刀と砲台について会談　◆9/23【兵】近藤・加藤、越前より春嶽の返書をもって帰る。◆9/29【兵】島津久光、幕府から借りた鯉魚門丸で着港　◆10/1【神戸】勝、肥田浜五郎・荒井郁之助からきいた薩摩藩の上京意図（開国通商論）を日記に記す　◆10/3【神】勝、日記に神戸屋敷（塾＋住居）建設費用を日記に記す　◆10/5【神戸】容保の呼び出しが大坂城代経由で届く　◆10/8 【京】勝、着京。◆10/9【京】容保、京都から呼び寄せた勝海舟と面談　（◆10/18【京】春嶽着京）　◆10/20【京勝海舟、春嶽に持論に変化がないかを質す/　

＞海路東下→将軍・慶喜上洛周旋
◆10/23【京】勝海舟に東下の幕命。春嶽、勝に慶喜＆将軍上洛周旋を指示/　◆10/26【京】容保、東下する勝に将軍上洛周旋を依頼/勝、即日出京　◆10/28?　出帆　◆10/30【浦賀】一橋慶喜に拝謁。京都の事情と春嶽・容保の言葉を伝える。◆11/1【浦賀】一橋慶喜に順動丸乗組の便宜をはかる◆11/3　小楠、勝に手紙を書く　。◆1１/4【江】勝、登城し、将軍上洛を上言・上洛掛の内命　（◆11/7【京】春嶽、龍馬を引見）◆11/10【京】春嶽、勝海舟に老中板倉勝静の上京周旋を依頼　◆11/12【江】勝海舟、若年寄松平縫殿に将軍上洛遅延なきを主張　◆11/20【江】薩藩吉井幸輔、勝に将軍上洛の勅周旋について相談する。◆12/4【江】勝海舟、春嶽に書状。板倉上京周旋の困難を告げ、朝廷の沙汰を提案 ◆12/6【江】勝、龍馬の帰国延期の嘆願書を記す　◆12/9【江】勝、薩藩吉井幸輔に対し、大小目付が将軍上洛延期を主張し、幕議が紛糾している内情を報じる」/佐藤与之助、勝に手紙を書く（神戸海軍操練所準備状況・塾の様子など）　◆12/10【江】吉井、勝に返書　

＞将軍・諸藩の海路上京（勝は翔鶴丸同船。全体の指揮）
◆12/27【江】家茂江戸を出立・翔鶴丸（勝の指揮）に乗船（政事総裁職松平直克、酒井老中、水野老中、若年寄田沼・稲葉等も）　◆12/28【【品川】出港

⇒「勝海舟＠元治1年」へ続く

関連：
◆6/1【越】挙藩上京計画(4)越前藩、横井小楠の主唱する挙藩上京を決定/　◆6/4(7.19）【越】挙藩上京計画(5)上京一時延期　◆8/11(9.23)【越】横井小楠、越前藩顧問をやめて福井を出立

水戸藩

◆1/27(3.16)【京】翠紅館の尊攘派会合に住谷寅之介ら急進派参加　

◆2/26(4.13）慶喜・慶勝・春嶽ら、開戦の覚悟を定めること、江戸守衛のため水戸藩主慶篤に帰府を命じること、諸侯帰国の暇を出すことを鷹司関白に請う　◆2/27(4.14）朝廷、和宮守護のための水戸藩主東帰を命じる。諸侯帰国暇の達し・天皇への直接奏上は叶わず。/　◆2/29(4.16）水戸藩、東帰の議論/桂小五郎の使者伊藤博文、上京を促す/水戸藩急進派29名、伊藤とともに上京　

◆3/1(4.18）急進派29名、伊藤俊輔（博文）とともに入京？　◆3/5(4.22）水戸藩主徳川慶篤入京　◆3/8(4.25）【京】慶喜、将軍滞京と水戸藩主東帰を奏請　◆3/14(5.1）江戸防衛のため総裁職松平春嶽帰府・水戸藩主徳川慶篤滞京の朝命　◆3/22(5.9）将軍滞京の三度目の勅/会津藩・水戸藩・尾張藩、将軍東帰を極諌/水戸藩に東帰・攘夷戦争指揮の朝命　◆3/22(5.9）水戸藩に東帰・攘夷戦争指揮の朝命　◆3/23(5.10)【京】生麦賠償(15)幕府、水戸藩に東帰・外国処置委任を達し、家老大場一真斎に慶篤に随従して帰府し、江戸警衛に当るよう命じる/容保、老中に、水戸藩に全権委任するようにとの意見書を提出　◆3/25(5.12）将軍目代水戸藩主、退京　◆3/21(5.8）【京】将軍東帰(9)慶喜＆老中、将軍東帰の再願 ◆3/22(5.9）【京】将軍東帰(10)将軍滞京の三度目の勅＆将軍東帰を中止/会津藩・水戸藩・尾張藩、将軍東帰を極諌/長州藩、摂海戦守御備12か条提出/生麦賠償(14)水戸藩に東帰・攘夷戦争指揮の朝命/芹沢・近藤ら残留浪士、老中板倉勝静に将軍滞京の直訴（＆諸藩の東帰・償金支払のスタンスの表） ◆3/23(5.10)【京】幕府、水戸藩に東帰・外国処置委任を達し、家老大場一真斎に慶篤に随従して帰府し、江戸警衛に当るよう命じる/容保、老中に、水戸藩に全権委任するようにとの意見書を提出 ◆3/24(5.11)【京】慶篤参内。将軍目代として攘夷を成功させるようにとの沙汰/慶喜、大場一真斎に無謀の攘夷はせぬよう達す/老中格小笠原長行、東帰のため退京。 ◆◇3/25(5.12）【京】生麦賠償(17)将軍目代水戸藩主徳川慶篤、江戸に向うため退京/ ◆3/27(5.14)【京】外国奉行竹本甲斐守、着京。英国の態度軟化を告げる/

◆4/11（5.28）水戸藩主徳川慶篤、江戸到着　 ◆4/21(6.7）生麦事件償金支払決定　　 ◆5/3(6.18）幕府の生麦事件償金支払い期限・延期交渉　　◆5/8(6.23）老中格小笠原長行、独断で償金支払い命令(慶喜との黙契）/慶喜、江戸着。　　◆5/9（6.24)【京】朝廷、海防に関する朝旨三か条を幕府に伝える/ 【江】償金交付/　◆5/14(6.29）慶喜、将軍後見職辞表を朝廷に提出　◆5/19(7.4）慶篤、将軍目代辞表を提出

◆7/25　鷹司関白に対し、水・因・水・阿連署で慶喜召喚を建議p410-421

　◆11/23(1.2）−水戸藩主名代松平昭訓死去。　　◆12/9(1.17）−朝廷、慶喜に水戸藩士統率を委任

関連水戸藩かけあし事件簿　

因幡藩主池田慶徳

◆6/27【京】因幡藩主池田慶徳入京　◆6/28【京】諸家・水戸藩邸を廻る　◆7/3【京】慶徳参内。孝明天皇に謁す。伝奏より国事諮問の沙汰。三条実美より宮中に撃剣場創建・幕府の攘夷遅延等のの相談ありp398。◆7/4【京】慶徳、水戸藩原市之進を通し、親兵・有志のための武学寮創建の建白について松平昭訓（余四磨）の内存をきく（水戸藩は剣客寄宿は反対）◆7/5【京】慶徳、三条の要請を請け、親兵のための宮中武学寮創建を建白p399。◆7/6【京】慶徳、幕府の攘夷督促につき朝廷が慎重を期するよう、三条に求める　◆7/7【京】慶徳参内。急進派公卿、慶徳に攘夷親征布告・宮中撃剣場創建等を諮問/三条、6日の慶徳書簡に同意との返答 ◆7/8【京】慶徳、鷹司関白邸訪問 ◆7/9【京】慶徳、二条右大臣に書簡　◆7/10水戸藩家老大場一真斎・梅沢孫太郎、慶徳訪問/◆7/11水戸藩尼子長三郎、慶徳に謁す　◆7/12慶徳、水戸藩主徳川慶篤・一橋慶喜に対し、親征論が起こったことを知らせ、幕府の決断を促す(403-404)　◆7/13攘夷監察：慶徳、監察使に勅使としての威儀を保たせるよう建白(406)　◆7/14【京】慶徳、親征布告の見送り＆中国西国への監察使派遣を建議(407-408)　◆7/15阿波藩世子蜂須賀茂韶着京。慶徳を訪問(409) ◆7/16慶徳参内。久光召命の朝議に列座。◆7/17備前藩主池田茂政入京。慶徳を訪問。◆7/18因・備藩主、二条右大臣邸訪問。◆7/19【京】関白、在京諸侯に攘夷親征を諮問。慶徳、天皇・公卿が、守護職・在京諸藩の武備を見て砲撃に慣れてから、親征の可否を議するべきと進言p411　◆7/20孝明天皇、鷹司関白に、会津・因幡・備前のうち二藩による馬揃を命じる。関白、慶徳に内示p412◆7/21慶徳、鷹司関白に親兵の天覧馬揃を建白p412　◆7/22【京】慶徳、参内して下問に回答(「廃絶之器械」製造、長崎監察使の布告等）（茂政不快）。◆7/23【京】伝奏、慶徳に対し、親兵馬揃は「差支」あり、会津一藩の馬揃えの内意を示す。因幡・備前・阿波異存なし。備前藩主池田茂政、茂政、「幕臣会津」を警戒し、天覧馬揃時の警備を提案　 ◆7/24【京】会津藩に28日の馬揃えの朝命/【京】攘夷監察：朝廷、因幡・備前・阿波・米沢藩に命じ、諸藩に攘夷監察の沙汰書を伝達させる慶徳・茂韶、参内（茂政不快）。慶徳ら「国事加談人体到着迄」の朝議参列を命じられる。慶徳ら辞退。馬揃えの当日警護許される。二条右大臣訪問。p417-418◆7/25　鷹司関白に対し、水・因・備・阿(昭訓・慶徳、茂政・茂韶)連署で慶喜召喚を建議p410-421◆8/9【江】慶喜、横浜鎖港交渉開始を理由とする上京延引の上書を慶徳に託す/　◆7/26　慶徳、茂政・茂韶と連署で長崎監察使の人選を答申p423-424（含む長州藩関係者）◆7/27【京】因幡藩の御所警衛開始　◆7/28慶徳、容保の上書について、米沢藩主らに意見を問うp246◆7/29鷹司関白に対し、水・因・備・阿(昭訓・慶徳、茂政・茂韶)連署で慶喜上京について建議　◆7/30天覧馬揃え。因幡・備前・阿波藩警護。◆8/2慶徳、茂政・茂韶・斉憲・昭訓とともに長州吉川監物・益田右衛門を引見。長州の親征論に承服せず。長州中村九郎・久坂玄瑞、引見を求むが許さず。p432◆8/3慶徳、茂政・茂韶・斉憲・昭訓とともに真木和泉を引見。◆8/4慶徳、久坂引見。容保を訪問。p434◆8/5【京】天覧馬揃/政変：会津・阿波・因幡・備前・米沢の五藩による天覧馬揃/昭訓の提議により、慶徳、茂政・茂韶・斉憲・昭訓、小笠原長行処分の布告猶予を上申p435◆◇8/9　【京】慶徳、二条右大臣に対し、中川宮西国鎮撫使内勅降下の事情を内報/中川宮、慶徳・茂政に辞退周旋を依頼/慶徳、老中板倉に書を送り、小倉藩・小笠原長行処分＆攘夷断行を訴えるp443-445【江】慶喜、上京延引の上書を慶徳に託す。◆8/11　西国鎮撫使：慶徳・茂政・茂韶・斉憲、派遣中止の建白p445◆◇8/12【京】親征：慶徳に二条右大臣の密命。慶徳・茂政、親征朝議中止の上書提出p451-453◆8/13【京】親征：因幡・備前・阿波・米沢藩主、攘夷親征の詔猶予を請うが届かず。攘夷親征の詔発布。慶徳に東下の朝命

◆文久3年1/2【江】清河八郎、春嶽に3度目の上書　◆1/7【江】幕府、浪士取扱役松平主税助に「尽忠報国」の浪士募集を命ずる。（「尽忠報国」）浪士組と容堂、浪士組と水戸尊攘激派）、　◆1/16(3.5)【江】近藤勇、小島家から鎖帷子借用（これ以前に、浪士募集に応じることを決める）（近藤ら応募の経緯）　◇2/24【京】浪士組、朝廷に尊王攘夷の建白書提出　　◇2/29【京】浪士組に攘夷の勅諚が下る。浪士組に攘夷について意見を求める達し　◇2/30【京】浪士組、東帰・攘夷を命じるようにと学習院に上書を提出　◆3/2【京】中川宮、江州参集の浪士を鵜殿鳩翁に鎮静させよとの内旨　◇3/3【京】朝廷より江州浪士鎮静は穏健にとの達文/鷹司関白より、鵜殿鳩翁へ攘夷のための浪士組東帰を命じる達文　　◇3/10【京】守護職松平容保、有志浪士差配を命ぜられる/芹沢・近藤ら残留浪士17名、会津藩に嘆願書提出　◇3/12【京】残留浪士組、会津藩お預りが聞き届けられる？/残留浪士組、近藤・芹沢らの清河暗殺計画？◇3/13【京】東帰浪士、江戸に向けて出立、浪士藤本鉄石ら、容保と面談。　◇3/15【京】残留浪士、正式に会津藩預に　◇3/16【京】取締役並出役速見又四郎、長州藩士某の清河八郎宛密書を入手　◇3/22【京】芹沢・近藤ら、老中板倉勝静に将軍滞京の直訴　　◇3/26【京】残留浪士近藤、「志大略相認書」にて、故郷の知人たちに、朝廷・将軍を守護し「賊奸誅戮」後に東帰する決意を示す。容保から「天下奸物誅戮」内意があり、会津藩と協力・「天誅」をとの意気込みも　◇4/4【京】残留浪士、精忠浪士と記される　◇4/10【京】残留浪士芹沢と土方らの志の差が問題化　　◇4/17【京】浪士組近藤「天狗」になる「水会利一存んの意図に」（近藤の「天狗」と「水会利」） 　◇8/10【京】壬生浪士、佐伯又三郎殺害（久坂玄瑞による殺害説あり）　◇8/12【京】）壬生で礼相撲/夜、壬生浪士、生糸商大和屋焼き討ち　◇10/15【京】新選組、禄位辞退の上書を会津藩公用方に提出　◇10/10【京】近藤、一力茶屋で公武合体による破約攘夷を主張

吉井幸輔＠文久3年

文久２
◆11/14【江】幕薩提携へ(1)薩藩岩下佐次右衛門・吉井幸輔、松平春嶽に横井小楠に感服したと述べ、島津久光上京を促すよう依頼

・将軍上洛延期運動（江戸）
文久2 ◆12/9(【薩】将軍上洛延期運動(1)大久保利通・吉井幸輔、京都へ（＆久光の建白概容）　◆12/22【京】吉井・大久保入京。大久保近衛関白・中川宮に久光の建白書を提出。　◆12/25【京】吉井・大久保京都出立
文久3◆1/2【江】吉井着府。松平春嶽を訪ね、近衛忠煕関白の密書を渡す　◆1/4【江】将春嶽・容堂、吉井・大久保を引見し、薩摩藩の将軍上洛延期案に同意　　◆1/6【江】吉井・大久保、春嶽と内談。将軍上洛延期の朝命を周旋することを決定　◆1/7【江】吉井・大久保、春嶽に朝廷への加増を建議。春嶽、近衛関白宛書簡を託す

・京都⇒鹿児島
◆2/25【京】薩摩藩吉井幸輔・藤井良節、京都を出発（吉井は鹿児島へ）

・越前藩挙藩上京と連携＆久光召命を周旋（京都）
◆6/12【京】越前藩挙藩上京：村田巳三郎、薩摩藩高崎左太郎・吉井幸輔に藩論を説き、同意を得るが時機を待つよう助言される　◆6/21【京】挙藩上京：村田巳三郎（氏寿）、薩摩藩士吉井幸輔・越前藩牧野主殿介・肥後藩士沼田勘解由を訪問。◆7/2【京】挙藩上京&久光召命：薩藩吉井幸輔・奈良原繁、越藩村田に急進派退治への協力を申し出、親征中止の叡慮に反する激徒の「朝敵」としての討伐を主張（おさらい：越前藩・薩摩藩の事情）【鹿】薩英戦争：薩英戦争勃発/　◆7/9【京】越藩挙藩上京&攘夷親征：薩摩藩吉井幸輔・奈良原繁、近衛忠房に面会し、大和行幸の延期を主張。暫く鎮静せよと言われる（久光召命：近衛前関白父子、久光に召命建白を知らせ、急速上京を促す）　◆7/10【京】近衛前関白・二条・徳大寺、吉井に暫く鎮静するよう指示/　（◆7/11【京】近衛前関白父子・二条右大臣、久光に召命の裏に天皇の「厚御依頼」があると知らせ、急速上京を促す（おさらい：久光召命）◆7/12【京】（久光召命の沙汰）/再入京の村田、吉井幸輔に久光入京前の朝廷改革決行を説く/（◆7/17【京】薩摩藩国父島津久光の召命猶予の勅命　）（◆7/23【越】挙藩上京：藩論逆転。挙藩上京計画中止。参府延期派（挙藩上京派）、解職される

・一橋慶喜に薩英戦争を報告（江戸）
◆8/3【江】薩摩藩吉井幸輔、江戸到着 ◆8/5【江】薩藩吉井幸輔、後見職一橋慶喜に面会して薩英戦争の状況を説明。　

（◆8/18【京】禁門の政変（8.18の政変）

・京都
◆9/12 江戸出立　◆9/25【京】着京　◆9/29(京】越藩青山小三郎、薩藩吉井幸輔を訪問し、江戸の情勢を聞く　

・将軍再上洛運動（江戸）
◆11/15（【京】孝明天皇、島津久光に密勅2１条を下す）【江】将軍再上洛：薩藩吉井幸輔、勝海舟に上洛は急務と主張　◆11/20【江】薩藩吉井幸輔、勝に将軍上洛の勅周旋について相談する。　◆12/10【江】吉井、勝に返書

⇒吉井幸輔◎元治1へ続く