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文久3年1月5日(1863年2月22日) 
【京】将軍後見職一橋慶喜入京。
【江】総裁職松平春嶽、将軍上洛延期を建議。

■慶喜上京
【京】文久3年1月5日、将軍家茂に先発して、後見職一橋慶喜が入京し、東本願寺を宿舎としました


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慶喜は前年の12月15日に陸路江戸を出立していました(こちら)。薩摩藩と連携して、公武合体派会議で国是(開国)を一決するつもりでしたが、京都では尊攘激派の勢いが盛んで、幕府には不利な状況でした・・・。

参考:『徳川慶喜公伝』2(2001.2.22)
関連:■テーマ別:「将軍上洛下準備:京都武力制圧VS幕薩連合の公武合体派会議」 ■開国開城:「幕府の公武合体派連合(幕薩連合)策」 「後見職・総裁職入京-公武合体策挫折と攘夷期限

■将軍上洛延期運動
【江】文久3年1月5日、江戸では政事総裁職の松平春嶽が、3月中旬までの将軍上洛延期を内々に建議し、老中板倉勝静・水野忠精の同意をとりつけました

春嶽は、昨日、薩摩藩士大久保利通(一蔵)・吉井幸輔の将軍上洛延期入説に同意しており(こちら)、この日、老中に内談したのでした。

参考:『続再夢紀事』一(2004.1.24)
関連:■テーマ別:薩摩藩の将軍上洛延期運動」■「春嶽/越前藩」「事件簿文久3年」

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