予防接種
予防接種とは
「感染症」は細菌やウィルスなどが体に侵入し、免疫力よりも力が勝った場合、病気として発症します。
したがって風疹(ふうしん)やおたふくかぜ、インフルエンザなど特定の病気にかからないためには、この病原菌に打ち勝つ免疫力が必要です。
この「特定の病気に打ち勝つ免疫力」を人為的に投与することを「予防接種」と言い、それに使用されるのが「ワクチン」です。
主な感染症
水痘(すいとう)
別名:みずぼうそう
水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染力がたいへん強い発疹性の病気です。一般的には「みずぼうそう」としても知られています。空気感染などにより広がり、その潜伏期間は感染から2週間程です。発熱が認められ、発疹は紅斑から始まり、水疱、膿疱を経てかさぶた化し治癒していきます。みずぼうそうは生後すぐにかかることもあり、とくに多いのは生後6か月~4歳頃です。
流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)
別名:おたふく風邪
ムンプスウイルス(おたふくかぜウイルス)による感染症です。発症しても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こす可能性がありワクチンによる予防が重要となります。
耳下腺に炎症を発症する症状をもたらす疾患で、耳下から顎部分にかけての腫れ症状があります。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症です。普通の風邪に比べ急激に発症し、症状が重いのが特徴です。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。
風疹(ふうしん)・麻疹(はしか)
風疹と麻疹はウイルスが違うので、湿疹が出るといっても全く別の病気です。
風疹は発熱し、全身に赤い発疹がみられますが、麻疹に比べと熱も低く症状も軽度で済みます。そのため三日ばしかとも呼ばれています。妊娠初期に感染すると、胎児に異常が出る可能性があるため注意が必要です。
麻疹は、感染力が非常に強く、風邪症状から始まり、発熱しますが、数日後一旦熱が下がります。
その後再び熱が上がり、全身に赤い発疹が出ます。肺炎・脳炎・中耳炎などの合併症を起こすこともあり、命をおとす可能性もあり大変危険な感染症です。
予防接種の価格(自費)※必ず予約が必要となります。
- 水痘:6,600円
- おたふく:4,400円
- インフルエンザ:3,300円
- 風疹・麻疹混合ワクチン:8,800円
- 風疹単独ワクチン:4,400円
- 帯状疱疹ワクチン【シングリックス】50歳以上の方:19,800円×2回
- B型肝炎ウイルス:3,850円
- ニューモバックス:6,600円
- アクトヒブ:6,600円
- サーバリックス【2価HIVワクチン】(子宮頸癌予防):15,400円×3回
- ガーダシル【4価HIVワクチン】(子宮頸癌・尖形コンジローマ予防):15,400円×3回
- シルガード9【9価HIVワクチン】:25,300円×3回
- ロタリックス(ロタウイルス腸炎予防):11,880円×2回
- ロタテック(ロタウイルス腸炎予防):7,560円×3回