■ VBA関数の一覧
Excel VBAには、あらかじめ用意された便利なVBA関数群があります。
これらVBA関数を使用することで、文字列や数値、日付を操作したり、書式を変更することが簡単に行えます。
ここではアルファベット順に関数を一覧化し、関数名から使用法を簡単に検索できるようにしました。
関数の使い方がわからないときは、ぜひこの一覧リストを参考にしてください。
"E" から始まる関数
■ EnViron関数
[構文] Environ([envstring | number])
[解説] オペレーティングシステムの環境変数を返します。
[サンプル]
Sub Sample()
Dim e As String
Dim i As Long
Do
i = i + 1
e = e & Environ(i) & vbCrLf
Loop Until Environ(i) = ""
Debug.Print e
End Sub
このサンプルを実行すると、
OSに登録されているすべての環境変数をイミディエイトウィンドウに出力します。 |
■ EOF関数
[構文] EOF(filenumber)
[解説]
ランダムアクセスモードまたはシーケンシャル入力モードで開いたファイルの現在位置がファイルの末尾に達しているときTrueを返します。
[サンプル]
Sub Sample()
Dim buf As String
Open ThisWorkbook.Path & "\test.txt" For Input As #1
Do Until EOF(1)
Line Input #1, buf
Debug.Print buf
Loop
Close #1
End Sub
このサンプルを実行すると、
ブックと同じフォルダにあるtest.txtの内容をイミディエイトウィンドウに出力し、
txtファイルの末尾に達したとき、繰り返し処理を終了します。 |
■ Error関数
[構文] Error(num)
[解説] 指定したエラー番号に対応するエラーメッセージを表示します。
[サンプル]
Sub Sample()
Debug.Print Error(6)
End Sub
このサンプルを実行すると、エラー番号'6'のエラーメッセージ、
"オーバーフローしました。"をイミディエイトウィンドウに出力します。 |
■ Exp関数
[構文] Exp(num)
[解説] eを底とする指数関数(eを底とする数値のべき乗)を返します。
[サンプル]
Sub Sample()
Debug.Print Exp(1)
Debug.Print Exp(2)
Debug.Print Exp(3)
End Sub
このサンプルを実行すると、
2.71828182845905 (定数eの近似値)
7.38905609893065 (自然対数の底eの2乗)
20.0855369231877 (自然対数の底eの3乗)
がイミディエイトウィンドウに出力します。 |
次は、"F"から始まるVBA関数について解説します。
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