略年表トップ  HPトップ

幕末対比略年表(5)文久3年

前へ ←  →次へ

主な事件だけを記載しています。文久3年の詳細年表こちら


幕府に関する主要なできごと 諸藩・浪士・朝廷の主要なできごと


1
1/5将軍後見職一橋慶喜入京武田耕雲斎、原市之進など随従)
1/11-久坂玄瑞ら後見職慶喜に面会を乞う。
1/17−朝廷、長州藩主毛利敬親を参議に任命
1/22−池内大学の天誅事件
1/23−公武合体派近衛忠煕、関白辞表(内覧は継続)。長州寄りの鷹司輔熙、新関白に
1/28−賀川肇天誅事件
1/29−国事御用掛、諸藩に浪人攘夷先鋒を諮問。
2 2/4−政事総裁職松平春嶽入京。




2/11−慶喜朝廷に4月中旬の攘夷期限を約束
2/14−幕府、二条城で浪士処遇を決定
2/19− 春嶽、政令帰一(大政委任か政権返上の二者択一)を論じる/【江】英国、生麦事件の謝罪と償金を要求
2/22− 足利将軍木像鳩首事件
2/23− 浪士組、入京。清河八郎、朝廷への建白を提案/
2/26− 木像鳩首事件の犯人捕縛(守護職の浪士対策、強硬策に転換)/
2/27−幕府、親兵設置の諸侯諮問を決定
2/1-朝廷、諸藩に浪士取締の沙汰。
2/6−前土佐藩主山内容堂の宿舎に唐橋村惣助の首と攘夷を促す書の投げ込み/長州藩士長井雅楽切腹
2/9−姉小路ら激派公卿12名、関白鷹司邸列参して攘夷期限決定を迫る
2/11−久坂玄瑞・寺島忠兵衛・轟武兵衛、鷹司関白に(1)言路洞開、(2)人材登用、(3)攘夷期限決定の三策を迫る/天皇、請願を勅許
2/12−青蓮院宮(中川宮)、関白と参内。天皇に公卿の激論・浪士の横暴を密奏。
2/13−国事参政・国事寄人設置/九条尚忠(前関白)、岩倉具視ら公武合体派、重き慎に処せられる。
2/18− 在京諸大名21名参内。鷹司関白により攘夷の勅諚が示される。
2/20− 長州藩、攘夷祈願の加茂両社・泉涌寺行幸を建議/朝廷、学習院における草莽の建言を許す
2/27−大原重徳、勅書改竄の罪で辞官・落飾・蟄居に
2/28−長州藩、石清水行幸(親征)及び親兵差出を建議/
3 3/4−将軍家茂、入京
3/5−慶喜、将軍代理として政務委任の勅書獲得
3/7−家茂、参内。勅書(ことがらによっては諸藩へ御沙汰あり)
3/11−賀茂行幸
3/13−浪士組、京都出立
3/21−春嶽、総裁職辞任届け捨てのまま離京
3/25−将軍目代水戸慶篤、老中格小笠原長行、生麦事件解決のため東帰
3/27−幕府、親兵設置を通告

3.5−水戸藩慶篤入京(藤田小四郎、金子建四郎)


3.15−高杉晋作、長州藩から10年の暇乞を申渡される

3.26−山内容堂帰国(中岡も)
4 4/11−石清水行幸(家茂仮病)
4/18−幕府、将軍退京&慶喜東帰とひきかえに攘夷期限5月10日と約束
4/21−将軍退京/大阪城へ(大阪湾巡見が口実)。
4/22−慶喜、江戸へむけて出立
4/3−三条実美、京都御守衛御用掛就任
4/4−久坂に長州脱藩をすすめ、武市土佐へ帰国。
4/11−石清水行幸(家茂仮病)
5 5.11−将軍、大坂から京都に戻る
5.14−慶喜、将軍後見職辞表を朝廷に提出
5.20-朔平門外の変。
5.21−尾張慶勝帰国

5.30−老中格小笠原長行率兵上洛
5.10−長州、下関外国船砲撃
5.12-長州藩井上伊藤ら、英国へ出航
5.26−薩摩藩の乾門(外)警備罷免。薩摩関係者の九門内往来禁止の通達
5.27−朝廷、内構六門警備を命令(守護職・所司代に唐門・清所門・准后門、中津藩に朔平門、米沢藩に建春門、広島藩に建礼門、小松藩に猿が辻あたり)→皇居・公家居住地の直接警備
6 6.9−将軍退京(容保、最高責任者に)
6.12−老中、長州藩を詰問
6.25−関白鷹司が容保に「東下&攘夷の叡慮」の勅命
6.27−容保に東下を望まない密勅
6.1−アメリカ船、長州に報復
6.7−高杉、奇兵隊結成の周旋を始める。
6.9−将軍退京(容保、最高責任者)
6.12−老中、長州藩を詰問
6.17−長州・真木和泉攘夷親征の建議を議定
6.18−長州藩、小倉藩に進兵
6.27−長州藩、幕府に弁明。高杉、奇兵隊総督に
7 7.30−会津藩、軍隊操練を天覧に 7.2−薩英戦争
7.18−長州藩、攘夷親征の上書
7.20−親兵による内構門(唐門・清所門・准后門など)の交替警備命令
7.27−因幡藩の警衛開始
8 812−幕府、長州に小倉撤兵を命ず
8.13−大和行幸の発表
8.18−禁門の政変
812−幕府、長州に小倉撤兵を命ず
8.14−久光春嶽の決起を促す書簡に返書
8.17−天誅組決起(大和五條の乱起こる
8・18−禁門の政変
8.27−中川宮還俗
9 某日−守護職・所司代の朝廷議事参与
9.5−薩摩土佐の要請で親兵解散/中岡、土佐脱藩。三田尻へ。
9.12−久光、鹿児島出発/奇兵隊第2次総督に河上弥一、滝弥太郎。
9.21−土佐藩で勤王党獄起こる(武市ら投獄)
9.27−天誅組吉村寅太郎戦死。
10 10.9−朝廷、容保に宸翰と御製2首を下賜。
10.20−容保、非常事態時に伝秦の達しを待たずに参内する許可をえる
10.26−慶喜、江戸を出発
10.3−島津久光の15000率兵入京


10.18−春嶽、入京

11 11.21−慶喜、大阪城入城
11.26−慶喜、入京
12 12.5−久光による賢明諸侯の政治参与提案。慶喜同意
12.22−春嶽、慶喜に幕習から脱却した「創業」を確認
12.28−容堂入京
12.30−朝廷、慶喜、春嶽、容保、宗城、容堂を参与に任命

寛政4(1792)〜
嘉永5(1852)
嘉永6(1853)〜
万延1(1860)
文久1
(1861)
文久2
(1862)
文久3
(1863)
元治1
(1864)
慶応1
(1865)

主な参考文献:
『開国と幕末変革』、『人物叢書山内容堂』、
『人物叢書藤田東湖』、『人物叢書松平春嶽』、『会津歴史年表』、『幕末の天皇』、
『徳川慶喜公伝』『
徳川慶喜』・『勝海舟』・『中岡慎太郎』・『大久保利通』(中公新書)、『高杉晋作』(文春新書)、『長州奇兵隊』(創元社)
『京都守護職始末』・『昔夢会筆記』(平凡社)

『幕末政治と倒幕運動』(吉川弘文館)、『新選組史料集コンパクト版』・『新選組日誌』・『坂本龍馬のすべて』(新人物往来社)

年表トップ HPトップ