徹底検証:「新しい歴史教科書」の光と影 

〜この教科書から何を学ぶか?〜


目次

はじめに批判の前提と視点         NEW!01.6.27
「序章:歴史への招待」批判 @日本の美の形:「日本の美の形」のとりあげ方に潜む危うさNEW!01.7.01
A歴史を学ぶとは:問題のすり替えの構造 NEW01.7.02
B日本の歴史の流れ:「歴史モノサシ」の虚像 NEW!01.7.06
「第1章:原始と古代の日本」批判 @縄文文化:西洋の「文明=進歩」史観批判としての歪み NEW!01.7.07
A中国の古代文明:社会経済の変化と切り離された記述 NEW!01.7.08
B稲作の広まりと弥生文化:大陸からの大量の人の渡来を無視した「弥生文化」論 NEW!01.7.12 06.2.16加筆
Cコラム・日本語の起源と神話の発生:日本人渡来説を補強 NEW!01.7.22 06.2.16訂正
D東アジアの中の日本:『元祖歴史捏造』としての「邪馬台国」論 NEW!01.7.22
E古墳の広まりと大和朝廷:幻の『大和朝廷』による『日本統一』 NEW!01.7.23 7.24補足
Fコラム・神武天皇の東征伝承:神武東征は史実である!!NEW!01.7.26
G大和朝廷の外交政策:「倭」=「大和朝廷」という虚妄 NEW!01.7.30
Hコラム・日本武尊と弟橘姫:日本列島は「大和」の傘下にはないことを示す「倭建伝承」 NEW!01.8.01
聖徳太子の新政 I聖徳太子の外交:幻の「聖徳太子の独自外交」 NEW!01.8.04
J聖徳太子の政治:「十七条憲法」は聖徳の作ではない! 01.8.11訂正
K大化の改新歴史の捏造、「大化の改新」はなかった!    01.8.11訂正
L日本という国号の誕生:白村江で敗北したのは「大和朝廷」ではない!! NEW!01.8.14
律令国家の出発 M大宝律令・平城京:社会史の視点の欠如=政治主義的記述 NEW!01.8.14
N律令政治の展開:平板な理解に止まった「律令政治の展開」  01.9.10加筆修正
O日本語の確立日本文化の国際的背景を示す NEW!01.8.21 06.2.16訂正
P日本の神話:「宝の持ち腐れ」に終わった「日本神話」の復活      NEW!01.8.25
飛鳥・天平の文化 Q飛鳥文化・天平文化:「独善的美意識」に基づく文化論 NEW!01.8.27
R奈良時代の歴史書と文学:「政治宣言」であることを忘れた歴史論 NEW!01.8.28
平安京と摂関政治 S平安の都:天皇・天皇制とは何かを追求しない「信仰」的態度 01.9.10加筆修正
21 律令制の拡大:「日本列島すべてが天皇家の統治下にある」という概念の虚妄 NEW!01.9.10
22 摂関政治:「天皇はあやつり人形」という概念の虚妄  NEW!01.10.8
23 地方政治の転換:歴史の平板な把握 NEW!02.2.23
院政と武士の台頭 24 武士の登場:平板な「武士」観  NEW!02.3.23
25 院政:摂関政治の裏返しとしての『院政』観     NEW!02.3.24
平安の文化 26 仏教の新しい動き:「新しさ」を明示できない NEW05.9.08
27 国風文化:「唐文化からの自立」の意味は?  NEW!02.3.29 06.3.16修正
28 浄土教と仏教文化:矮小化された思想的・社会的背景 NEW!05.9.17
29 院政期の文化:性格付けがあいまい NEW!05.9.23 06.3.19加筆
30 補遺1:完全に無視された奥州・蝦夷ヶ島・東アジア交易網 NEW!05.12.13
31 補遺2:間違いだらけの「紫式部と女流文学」 NEW!06.1.03
ここ
32 補遺3:「女性天皇」の位置付けー古代社会の女性 NEW!06.5.23
「第2章:中世の日本」批判 鎌倉幕府 @ 保元・平治の乱:「武者の世」=武士が政治の実権を握った時代という誤解 NEW!02.4.13
A 平氏の政権:権力を握っていたのは後白河だ   NEW!02.4.14
B 源平の合戦:「源平合戦」という嘘  02.4.29加筆修正
C 鎌倉幕府の成立:「武家政治」という虚妄 NEW!02.5.05
D 執権政治:将軍形骸化は何のため?    NEW!03.1.06
E 承久の乱:幕府と朝廷の関係は? NEW!05.8.19
F 武士の暮らし:「武士・農民の暮らし」の排除 NEW!05.8.21
元寇とモンゴル帝国 G 元寇:「一国主義」に陥った「神風史観」  NEW!05.8.25
H 鎌倉幕府の衰え:通俗的・表層的歴史観 NEW!05.8.31
鎌倉の文化 I 民衆的な仏教文化の高まり:社会史的背景が希薄 NEW!05.9.24
J 武士の文学:軍記物語の性格を見誤った記述 NEW!05.9.26 06.4.02加筆版を掲載 06.4.03再加筆
K 鎌倉の美術・肖像画と絵巻物:宋の影響を軽視した美術論 NEW!05.10.03
南北朝の争乱と室町幕府 L 鎌倉幕府の滅亡:恣意的で歴史の表層をなぞる記述 NEW!05.10.08
M 建武の新政:新政の本質を歪めた記述 NEW!05.10.15
N 南北朝の動乱:動乱の背景が見えない記述 NEW!05.10.18
O 室町幕府:巧妙な虚構が仕組まれた記述 NEW!05.10.31
P 日明貿易:”国家間貿易”の意味を度外視 NEW!05.11.25
都市と農村の変化 Q 農業の発達:技術発展の羅列 NEW!06.1.18
R 手工業・商業の発達:事項の羅列 NEW!06.2.01
S 農村の自治:「自治」の光と影を見誤る NEW!06.2.13
21 都市の自治:自治の背景を見誤る NEW!06.2.21
室町の文化 22 北山文化と東山文化:事項の羅列に堕した文化論 NEW!06.4.09
23 今日につながる生活文化:時代の深部を捉えられない文化論 NEW!06.4.11 06.4.25補足
応仁の乱と東アジア 24 応仁の乱:時代の性格を見誤る NEW!06.2.28
25 戦国の社会:“理想型”としての戦国大名像 NEW!06.3.10
ここ
26 東アジアとのつながり:”つけたし”でしかない東アジア「貿易網」 NEW!05.11.30
27 琉球王国:「国史」の外に置かれた琉球 NEW!05.12.4
28 人物コラム 源頼朝と足利尊氏:嘘で固めた「コラム:天皇と武家」 NEW!05.11.16
29 補遺1:完全に無視された奥州・蝦夷ヶ島 NEW!05.12.12
30 補遺2:完全に欠落した女性史の視点 NEW!06.5.11
31 補遺3:中世も続く渡来人の流入 NEW!06.5.01
「第3章:近世の日本」批判 ヨーロッパ人の世界進出 1 大航海時代の背景:世界史を把握しない間違いだらけの記述 NEW!06.7.12 06.7.29・8.14加筆補正
2 トルデシリャス条約:ポルトガル・スペインは世界を分割できなかった NEW!06.8.14
ヨーロッパ人の来航と織田信長の台頭 3 戦国の動乱とヨーロッパ人の来航:鉄砲の伝来が戦国の世の終わりを早めたわけではない NEW!06.8.30
4 織田信長の台頭:信長は「旧体制」の再編強化を図った―「旧体制」の破壊者という信長像の誤り NEW!06.9.12
豊臣秀吉の全国統一 5 秀吉の全国統一:「天皇の平和」による統一、秀吉は全国を武力統一したわけではない NEW!06.9.23 07.3.4再修正
6 キリスト教の禁止:「政教分離」の宗教改革としてのキリスト教の禁止−秀吉のバテレン追放令の真実− NEW!06.10.12
7 朝鮮への出兵:国内統一戦争の継続としての朝鮮侵略戦争 NEW!06.10.22 06.10.23追記 06.10.29修正 06.11.3加筆
安土・桃山の文化 8 桃山文化:室町公家文化の拡大・継承としての桃山文化 NEW!07.4.9
9 庶民の生活と南蛮文化:近世文化の始まりとしての桃山文化 NEW!07.4.16
徳川家康と江戸幕府 10 関が原の戦いと江戸幕府:江戸幕府は豊臣の公儀と並立していた NEW!06.11.10 07.3.4修正
11 大名の統制:江戸幕藩体制とは合議に基づく分権的統治体制であった NEW!06.11.20 11.21訂正
12 幕府のしくみ:徳川将軍家は天皇家との一体化を図った NEW!06.11.30
13 人物コラム「信長・秀吉・家康ー天下統一の人間像:後世の俗説に満ちたコラムー天下人の人間像 NEW!06.12.7
江戸幕府の対外政策 14 朱印船と日本町:善隣友好は日本を中心とする華夷秩序の構築を目的としていた:江戸幕府初期の外交政策の意味 NEW!07.1.03
15 キリスト教の禁止と鎖国:「鎖国」の背景には、海外の紛争から日本を切り離す幕府の政策が存在した NEW!07.1.08 07.4.21補足
16 鎖国下の対外関係:江戸時代の対外認識では、世界は日本=中華とする華夷秩序と観念されていた NEW!07.2.01
平和で安定した社会 17 身分制度:近世身分社会の真実ー血の貴賎による身分は不断に個人の能力によって侵食されたー NEW!07.2.22
18 村と百姓:百姓も町人も共同体の下で自立し自由に生きていた NEW!07.3.19
19 大開発の時代:百姓の年貢負担は重くはなかった NEW!07.3.24
20 農産品の生産:商業的農業の展開で百姓は豊かに暮らしていた NEW!07.3.31
産業と交通の発達 21 諸産業の発達:江戸時代は諸産業が急速に発展した時代だった NEW!07.4.30 07.5.02加筆補正
22 江戸・大阪・京都の繁栄:都市の発展が平和で豊かな近世社会を築いた NEW!07.5.08
23 交通路の発達と商人の台頭:商工業の発展は不断に封建制度・連邦制国家制度と衝突していた NEW!07.7.15 7.19加筆完成
元禄期の文化 24 元禄文化:「雅」と「俗」の文化の交流で成り立つ江戸文化 NEW!07.8.30
25 儒教の発展と学問の発達:貨幣がなくては暮らせない社会の成立が、「実践」を重んじる諸学の発展を促した NEW!07.10.29 10.31・11.11・11.25加筆 12.12加筆完成。
26 人物コラム「石田梅岩と二宮尊徳−勤勉と倹約の精神:勤勉と倹約の精神が説かれた背景には経済の大変動が存在したーコラム:石田梅岩と二宮尊徳のうそー NEW!08.1.17 08.2.3加筆完成
ここ
社会の変動 27 幕府政治の転換:生類憐みの令は清浄なる国土創出の方策だったー4代から7代将軍の治世での幕政改革ー NEW!08.3.14
ここ
28 幕府財政の悪化と享保の改革:市場経済に対応した幕藩制への展開ー享保の改革の歴史的性格 NEW!08.4.4 4.5加筆修正
ここ
29 産業の発展と社会の変化:御益・国益の田沼時代−商工業の発展は複合的な利害対立を生み出した− NEW!08.4.29 5.7加筆し完成
ここ
欧米諸国の接近 30 欧米諸国の接近と異国船打ち払い令:世界中枢の転換へ!−近代への転換としての18世紀後半と日本の民族主義的対応 NEW!08.6.19
ここ
幕府の政治改革 31 寛政の改革と大御所の時代:貨幣経済の進展に翻弄される封建領主体制ー寛政の改革と改革政治の弛緩 NEW!08.10.27 11.23加筆し完成
ここ
32 飢饉の発生と天保の改革:迫り来る西欧の侵略と格差社会の爆発に怯えた天保時代ー江戸後期の人々は内外の危機に如何に対処したのか! NEW!09.3.36前半掲載 09.11.2後半天保の改革を加筆掲載 09.11.14(3)差別の強化を追記。
ここ
33 雄藩の改革:幕府からの自立傾向を強める諸藩ー西南雄藩天保改革成功の歴史的意味ー NEW!10.4.12前半の「長州藩・薩摩藩の藩政改革」の項掲載  10.4.22後半の「諸藩の藩政改革」の項を加えて完成!
ここ
化政期の文化 34 江戸の町人文化  
35 浮世絵の黄金時代・コラム「浮世絵と印象派」  
新しい学問と思想の動き 36 新しい学問の発展: 内外の危機の時代が「新しい学問」を要請した NEW!10.11.28前半の教育の発展と新しい学問の宣長国学の項を掲載  10.12.3宣長以後の国学を追加 11.1.18蘭学の項を追加
ここ
37 対外思想の展開:危機の時代は、「もう一つの日本」を示す政治・社会思想を生み出した−明治維新は思想的にその矛盾も含めてすでに準備されていたー 前半の「開国思想」「経世学派」の項を掲載NEW!11.5.29 (4)「超人」によって指導された超国家思想としての佐藤信淵の思想を追記11,6,5 (3)尊王攘夷思想の前半の水戸学の項を追加11.6.24 尊王思想を鼓舞した「日本外史」についての項を追加し、この項完成。11.8.10
ここ
38補遺1 コラム:武士道と忠義の観念: 武士道と忠義が称揚されたのは明治以後のことであったーコラム「武士道と忠義の観念」の誤りー NEW!10.5.24前半 の赤穂事件の部分を掲載 10.6.3真ん中の葉隠論の部分を掲載 10.7.11後半の武士道論を加えて完成!
ここ
39補遺2 完全に欠落した女性史の視点  
「第4章:近代日本の建設」批判
ここ
「第5章:世界大戦の時代と日本」批判
ここ
まとめ
ここ

HPTOPへ